対象:人材採用
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森田 勝
経営コンサルタント
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中途採用者の採用時に留意すること。
一般的には、転職回数が多ければ多いほど、企業活動になじめないのではないかとの判断がされ、それは正しい場合が多いのですが、何事にも例外があることと、貴重な人材を育てることも企業としての役割ですから、採用する人を絞り込む条件をいくつか挙げてみます。
1 ひとつの会社に最低3年以上いたこと。
3日、3月、3年が、仕事が嫌になる場合の周期だと言われています。
在職3年以下の場合は、辛抱することができない性格であることが推察されます。
2 同じ業種を転職してきたか
誰にでも専門性があります。
それまでに修得したスキルを活かそうとするのがあたりまえの求職の方向です。
今までに在籍してきた企業の職種に傾向性がないようでは、何らかのスキルを身に付けているとは言えません。
3 家庭を持っているか
これは精神論になってしまいますが、扶養する家族があるのとないのとでは仕事に打ち込む姿勢が全然変わってきます。つまり、生活がか
かっているかどうかということです。
4 性格が明るいこと
面接の場で採否の判断をしなければならないのですから、その人がどのくらい仕事ができるのかまではよくわからないはずです。
そこで、表情が明るいかどうか、はきはきしているかどうか、ベースにプラス思考があるかどうかを判断の材料にするのです。
採用することはできても、その人が企業になじんでくれるのか、戦力になってくれるのかが問題だと思われます。
私の経験から行くと、面接で一定のふるい落としをしたあとで採用した人が定着しない原因は、70%程度企業側に問題があると受け止めています。
したがって、採用する前に、会社が何を求めているのかをはっきり伝え、悪いこと(労働条件とか環境など)ほど最初に明確にすべきです。
以上、簡単ですが回答とさせていただきます。
質問内容に添ったことではありませんが、人材が定着しないようだったら、企業側に何らかの問題があるとの捉え方をしてください。そうしないと問題は解決していきません。
そして、採用して間もない人が退社に至るのは、孤独感にさいなまれるからです。中小企業は特にそのあたりをきちんとフォローしないと、人材を活かすことはできないと考えています。
補足
私自身、今の仕事が6つめの仕事になります。おそらく履歴書だけで判断されたなら、書類選考で落とされてしまうと思われます。
問題なのは、転職回数よりも、それまで従事していた仕事をやりきった上で、前向きに新しい仕事を求めたかどうかだと思います。そのときに与えられた仕事も満足にこなせないでおいて、次の仕事を求めるような人に、新しい世界は切り拓くことはできません。
ただ、履歴書や1回の面接で、こんなことまで判断することはできないのですが…。
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中小企業の採用を担当しております。中途採用時の注意点について、特に転職回数が多い人を採用するケースにおいて、注意すべきことをご教示ください。
scottieさん (愛知県/31歳/男性)
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