対象:ペットの医療・健康
Re:猫の鼻腔腫瘍
腫瘍に対する治療はどういった腫瘍なのかという事で大きく変わってきます。
また、転移の有無などによっては完治・改善が難しいものもあります。腫瘍に対する治療
方針は獣医師の中でも議論がされ続けており、常に進化しています。かかりつけの動物病院
でどの程度までの検査を行なったか分かりかねますのでどのような腫瘍か判断が出来ません。
慎重に回答させて頂きますので参考程度にして下さい。
猫の鼻腔内腫瘍はリンパ腫、扁平上皮癌、腺癌など多岐に渡ります。腫瘍によっては放射線療法が
功を奏するもの、外科療法を行なうもの、化学療法と放射線療法を組み合わせるものなどがあります。
基本的にはまず、その腫瘍がどんなものかというのを調べるのがいいのではないかと思います。
また、CTを用いて鼻の中にどのように存在するのかというのも調べ、その他に転移していないかというものを調べて初めて
どの治療が今回のケースに合ったものかと検討します。
悪化しないように抗生物質や消炎剤などを用いながらそのような検査を行っていき、
治療を決めるのが良いと思います。猫ちゃんの体力や食欲、呼吸状態や各種内臓の機能から
そのような検査・治療を行なうか判断すべきですので、今通われている動物病院の獣医師に相談してみてください。
その上でそれらの治療が困難と判断される場合には、抗生物質・消炎剤などの内科治療を中心に
吸入や抗腫瘍サプリメント、リンパ球活性療法などもあります。
サプリメントに関しては効果のほどは保障出来ませんし高額なものもありますので、
充分にお話を聞いた上でやってみても良いかもしれません。
また、リンパ活性療法はあまり獣医療では普及していませんので、
実施している病院を探す必要があります。
繰り返しになりますが、腫瘍の治療というのは腫瘍毎、腫瘍の転移の有無などにより様々です。
診察をしていない状況で適切な治療法をお答えしかねますので、かかりつけの動物病院か当院にご相談ください。
(現在のポイント:15pt)
この回答の相談
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A