対象:一般歯科・歯の治療
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堀内 晃
歯科医師
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Re:根管治療について
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はじめまして、長崎の堀内と申します。さて、お問い合わせの件ですが、ブリッジの土台の歯で神経が死んでいたということですね。
ブリッジに穴をあけて神経の治療をすべきかどうか迷っておられるということ、以前、神経の治療がうまくいかなかったのでなるだけ避けたいということですね。
もともと歯には無数の穴があり、口腔内の細菌は進入できるような状態にあります。ただし、これを神経のところにある白血球によって進入を防ぐ形になっています。ですから神経が死んでしまうと細菌の進入を許可することになり、もともと神経のあった部位では、神経組織の腐敗がすすでしまいます。そういった意味で神経の処置をしましょうということになるんですね。
治療については、通常は、ブリッジ自体をはずして根っこだけの状態にしてから根管治療(神経の治療)を行い、治療が終わったらまたブリッジを作っていくというのが一般的なやり方です。また、エラーが少ないです。
ただ、以前につらい経験をされていて経過を診たいということであれば、主治医の先生にお話されてもいいのでは、長期に安定するということはないと思われますが、気持ちにブレーキがかかった状態で治療してもあまりいい結果がでないことがあります。経過をみていて痛みが強烈に出てしまうこともあります。その一歩手前で気がつけばいいのですが、その時点で治療をされてもいいかもしれませんね。
補足
追加しますね。ブリッジに穴をあけるということは、神経の穴のところに通じる穴を作ることになります。治療後神経の穴までを詰め物でふさぐという方法も確かにありますが、あまりいい方法ではなく、あくまでも暫間的なものと思われたほうがいいでしょう。ブリッジの強度などについては、さほど問題はありませんが、治療後の神経のあった根管に再度感染する機会が増えることになりますね。
主治医の先生とよくご相談されてくださいね。
評価・お礼
kotori8_8 さん
2010/09/30 11:20
堀内先生、早速にご回答下さり有難うございます。
治療のやり方に不安もあったので参考になりました。以前、4本の根管の1本がきちんと処理されていなかったため、再感染となり歯茎にメスを入れ根管をカットするという手術を受けました。その時の麻酔の不手際の怖かったことと手術後の涙の止まらぬ痛みは10年経った今でも忘れられず、再感染は避けたいところです。主治医と相談を重ねてみます。ありがとうございました。<(_ _)>
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