対象:老後・セカンドライフ
吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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老後資金を含む将来設計の確認をお勧めします
All About ProFile 様
30代から老後資金のご準備の由、早ければ早いほど良いとは申せません。
その前に老後資金の形成ではなく、生涯を見通した資産運用をお勧めします。
∵All About ProFile様の生活ステージとして、今後、お二人目のお子様の件とお子様の教育費、住宅の購入または修繕費用、ご夫婦の教育・教養費、車の購入と買換え、そして家族が増えるに従う生活費の増加などが予測されます。
老後資金の前にこれらイベントへの資金需要を賄いながら、夫々の年度での貯蓄残高が残る計画が必要になります。
また、老後の生活でも、お子様のご結婚や住宅資金の援助、ご夫婦二人の生活の有り方(どこに住み、どのような暮らしを望むのか)など、熟年時代と同じ様に資金需要があり、それに大した年金等の収入を見積もる必要もあります。
従いまして、30代からでも、80代までのイベントに関する表を作成されるようお勧めします。
高齢者だけの収入と支出に限定した、現状の収入と支出の差は大きなものではありません。
総務省統計局家計調査からのデータをH21高齢夫婦無職世帯の家計収支は
収入224,154円、可処分所得193,077円、消費支出235,203円で、差額44,2125円を貯蓄で補っています。年間約50万円になり、老後生活を30年と考えた場合の不足額(貯蓄で補う金額)は1,500万円です。
また、同統計では、お一人様(60歳以上の単身無職世帯)の家計収支は、
収入120,947円、可処分所得108,477円 消費支出139,469円で貯蓄で補っている額は30,992円
で年間約40万円です。老後を30年間と見れば役1,200万円が貯蓄として必要な額になります。
これに、ご自分たちの現在の生活レベルを考慮した上乗せをされては如何でしょう(毎月1万円~5万円)大きな金額に思えますが、退職金等を考慮すると、50代から備えることでも間に合います。
まずは、退職前の生活設計をご確認ください。
これらの確認のためのツールとして下記をご一読ください。
イベント表の作成について
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/c/c-16087/
キャッシュフロー表の作成
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/c/c-16088/
バランスシートの作成
http://profile.allabout.co.jp/pf/officemyfp/c/c-16089/
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昨年子供が産まれたということもあり、いずれ退職した後、老後の備えについて漠然と不安を抱くようになりました。当方30代前半夫婦と子供1人の家族構成なのですが、主に資金的な面について、いつ頃からどのよ… [続きを読む]
All About ProFileさん
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