対象:住宅設計・構造
三世代住宅という考え方
二世帯ということは、多くの場合三世代ということになります。そのような場合私は、「二世帯」よりもむしろ「三世代」が同居していることを意識するのがよいと考えています。
家族といえど、親・子・孫では年代が違うので、自ずと生活パターンも違ってきます。一日の中でも違いますし、一年の中のサイクルも違います。家族がいつまでも仲良く混ざり合って生活できるのはひとつの理想ですが、それを前提に住宅を建ててしまうと息苦しさから生活しにくく感じてしまうこともままあります。
私は、それぞれの世代が別の世代に気を使うことなく、あるいは最小限の気遣いだけで生活できることが重要だと思います。そして必要なとき、そうしようと思ったときに容易に混ざり合えるような仕掛けが用意してあるべきだと思います。
とくに孫世代がのびのびと生活できつつも、子世代・親世代がそうしようと思えばいつでも制御できるような適度な距離間を実現できると、孫世代が大人へと成長して行く過程にとってとてもよい住環境となるでしょう。
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現在、自宅の改築を考えています。これまで家族でマンション住まいをしていましたが、この機会に両親と同居をと、二世帯住宅を考えています。二世帯住宅を建てる上でのポイント・手順を教えてください。… [続きを読む]
All About ProFileさん
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