対象:住宅設計・構造
先日、ご意見をいただき、視野を広げることを家族で話しました。ただ、メーカーを離れることに関しては、両親は、やはり、現在色々問題になっているからなのか、メーカーの方が、保証期間がきちんと明確でリフォームの時も安心なのでは?と言っております。もし、メーカーでとこだわる場合、第三者として一級建築士の方をお願いするというのも可能なのでしょうか。現在お付き合いしているメーカーも一級建築士の方が、意見を取り入れながら?設計してくださっていますが、二人設計士の方がいるというのはいけないのでしょうか。
建て方に関しましては、鉄骨系にこだわらず、2×4も考えるようになりました。現在はまだ子供がいないのですが、今後、子供が生まれ、リフォームする時、どちらの建て方が、リフォームしても丈夫な家のままで維持できるのでしょうか。
インディさん ( 東京都 / 女性 / 33歳 )
回答:2件
構造はプランに応じて選択
インディさん こんばんは
メーカーはそれぞれ独自の工法を使って住宅を建設します。そのため、メーカーで建設する場合は専属の建築士の方が望ましいでしょう。
第三者の建築士を立てるのは、メーカーが敬遠するでしょうし、建築士としてもメーカー独自の工法やコストを熟知していないので難しいと思います。
保証期間については、工務店でも行っていますし、万が一、工務店が倒産した場合の保険制度も充実しています。
2×4は木質パネル壁式構造になるので、壁の配置に規制が多くなりますので、鉄骨造に比べて自由度は低くなります。しかし、将来を見据えた間取りも可能です。
始めに構造ありき!ではなく、ライフスタイルに対応した希望する間取りや空間を創造することが最優先で、それを実現するためにはどの構造が望ましいのかを専門家に提案してもらうことをお勧めします。
**一般的な戸建住宅の場合は、構造は建築形状や地盤等から適した構造体を選択するものですから、一概にどちらが丈夫とは言えません。
はやく夢が実現するとよいですね!
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自分のための建築士かどうか
前半の「第三者としての建築士」の部分について。
まず、インディさんを発注側、ハウスメーカーを請負側と考えて下さい。
ハウスメーカーの建築士は請負側に所属します。発注側と請負側で利害が相反するような局面があると、請負側の利害を優先した判断をします。これは良い悪いの問題ではなく、契約上そうする義務を負っているのです。
実際には、いつも発注側の利害を無視しているというわけではありませが、構造的に発注側の立場をフォローする専門家が存在していない、という点は気になるところです。
一方、インディさんが独自に建築士に依頼をした場合は、その建築士は発注側に所属します。当然、発注側の利害を優先する義務を負いますので、常にインディさんの立場に立った判断をします。
インディさんが自分の立場に立ってくれる専門家の必要性を感じたならば、建築士と契約し、ハウスメーカーの仕事ぶりをチェックさせる事ができます。ただ、中には嫌がるハウスメーカーもあるでしょうね。
ちなみに、ハウスメーカー以外の工務店でも、しっかりした保障を付けているところはたくさんあります。保険制度もあります。あまり気になさらずに、どういう空間に住みたいのかという視点で考えてはいかがでしょうか。
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