- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
最新メンタルトレーニングでストレス&うつ一刀両断!無敗脳ヨガ道場の辻です。
今、本屋に行けば、勝ち続ける方法や、結果を出し続ける方法などの自己啓発本がたくさん出版されています。
しかし、勝ち続けることは果たして可能なのでしょうか?
スポーツの世界では、競技にもよりますが、トップ同士の間でも、勝ったり負けたりです。
つまり、トップアスリートとは、年間通じて負け越していない選手のことだといえます。
案外、勝ち続けるというのは、リアリティーのない話といえるかもしれません。
そう考えますと、
いかに負けないか、企業であれば、いかに生き残れるかの方法を考える方がより現実的といえます。
実際、業界トップでなくとも、何十年と、細々と生き残っている中小零細企業はたくさんあります。
逆に、業界トップともなれば、その分野のかっこうの研究対象となってしまい大変です。
他と違うことをして成功しているためにトップで居続けられるのでしょうが、常に変化が求められます。
それは、成功した事例や、サービス、売れ筋商品は瞬く間に、模倣されるからです。
実際、ヨガや、スマートフォンでも似たようなプログラムや、商品は多いですよね?
大々的に何かを変えるということをすると、同じように、ライバル企業もそれに反応してきます。
そう考えますと、相手に見えない部分での変化がとても重要になってくるといえます。
それは、従業員や、役員の意識改革、掃除、挨拶の徹底なども含みます。
今、海外に日本人の「おもてなし」という強みを活かそうとする流れがありますが、
以前、明記させていただきました通り、得意技は、相手に警戒心を与えてしまいます。
つまり、その「おもてなし」のサービスがうまくいけば、海外のあらゆる施設がその強みの部分を徹底的に研究してくると思われます。
そして、結局、価格競争になることが推測されます。
ということは、
負けない人、負けない企業になるには、相手に気づかれないように変化し続けるのが重要であり、
その変化させた部分は、自分の中の秘伝として温存しておくべきだといえます。
相手に殺気(さっき)を与えるのではなく、
相手に察知される気配「察気(さっき)」を消すことが負けない人への道といえるかもしれません。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
このコラムに類似したコラム
アスリートでなくてもご受講可能です 辻 良史 - 博士(体育科学)(2013/04/09 06:00)
『ヘルスフード・サプリメント EXPO 2012』 辻 良史 - 博士(体育科学)(2012/11/22 23:13)
本番での自己コントロールは役に立たない◎無敗脳ヨガ道場◎ 辻 良史 - 博士(体育科学)(2012/11/21 23:52)
「無敗脳ヨガ」と「サイバー・ヨガ」の関係性 辻 良史 - 博士(体育科学)(2012/11/15 19:57)
スポーツ・メンタル・トレーニングの「ルーティン動作」について 辻 良史 - 博士(体育科学)(2013/07/19 08:00)