- 太田 律子
- ゴルコア 代表 ゴルフピラティスインストラクター
- 東京都
- ゴルフピラティスインストラクター
こんにちは、ゴルコア/ゴルフピラティスインストラクターの太田です。
先日、7時間耐久マラソンに参加されたというクライアントさんのパーソナルレッスンを担当しました。
ちょうどマラソンの翌日ということで、体調をお聞きしたところ、腿の前側が張っているということで、その部分を中心にストレッチから始めていきました。
腿の前側?
色々ストレッチをしていてもっとも縮んでしまって伸びにくくなっていたのが、腸腰筋でした。
腸腰筋とは、上半身と下半身をつないている大腰筋と、腸骨の前についている腸骨筋から形成されています。
解剖学的に腸腰筋の作用を説明すると、股関節の屈曲の際に使われる大切な筋肉です。つまり、脚を股関節から持ち上げるときに使われる筋肉なので、歩くのはもちろん、走るとき、さらには階段を上り下りの際にもつかわれていいます。
腸腰筋が硬くなってしまっている、縮んでしまっているということは、お尻側(臀部から太ももの裏側)が伸びてしまっていて、腹筋ではく腰で身体を支えてしまっている可能性があります。
ということは・・・今回のクライアントさんは、走る際に、腰側が常に縮んだ状態で、お腹の力はあまり使えず、脚そのもので脚を持ち上げながら走っていた可能性が大きかったため、レースの後、腿の前側がパンパンにはってしまっていたのでは?と思われます。
この腸腰筋、ゴルファーにとっても実はとてもキーとなる筋肉です。
腸腰筋は上半身と下半身をつなぐ役目をしていますので、スイングの際に、腸腰筋が縮んでいると、パワーが伝わりにくくなってしまいます。
腸腰筋が縮んでしまっていると、ゴルフスイングの際のレジスタンス(拮抗する力)が弱くなってしまうのです。
スイングの時のレジスタンス!?
簡単に言うと、腸腰筋が縮んでいると、上半身と下半身が一緒に動いてしまうということです。
なので、ゴルファーもこの腸腰筋は常に伸ばしておく必要があります。
一見、全く違った動きのように思えますが、この腸腰筋、色々なスポーツや日常生活でとても大切な役目をします。
だからこそ、縮んでしまいやすいのです。
次回はこの腸腰筋のストレッチをご紹介したいと思いますが、今まさにすごくはってしまっているという方、太ももの付け根を手でさすってあげましょう。それだけでもかなり違いますよ。
とにかく筋肉を柔らかくすることがなによりも大切です!!
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