GPIFのベンチマークに使われる各指数と10年来の収益率 - お金と資産の運用全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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GPIFのベンチマークに使われる各指数と10年来の収益率

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昨日まで、AIJ問題と企業年金連合会の政策アセットミックス及び年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)の運用成績をご紹介しました。
では、もし、これら各アセットの10年来の収益がどうなのかを確認しました。
確認した指数は、GPIFがベンチマークとしている
国内株式は TOPIX 配当込み
国内債券は 野村ボンド・パフォーマンス・インデックス
外国株式は MSCIコクサイ(配当込、円ベース)
外国債券は シティーコープ国債インデックス (配当込、円ベースです)

4資産の推移が下記のグラフです。2012年2月29日現在の実績です。
グラフの横軸は、1ヶ月来、3ヶ月来、6ヶ月来、1年来、3年来、5年来、10年来、
縦軸は収益率です。
例えばTOPIXは1ヶ月間で10.73%の上昇でも1年来では-10.01%です。これは、1zgj5i購入した場合に、10%の値上がり、1年前に購入していたら、損失が10%出ていることを示しています。TOPIXの場合には10年前に購入し2月29日迄のa)4gtyk保有でも、-4.3%の損失に成っていることに為ります。10年で比べると、最も利益が出ているのは、国外債券で33.33%ですが、5年来で比べると国外債券はマイナスに転じ国内債券が最も成績が良かった事に為ります。

グラフを見ると、各資産のリスクの大きさに驚くとともに。国内債券が着実に利益を積んできた事も解ります。
今現在から過去を眺めると、ここ10年間は国内債券に投資した方が、着実に資産を積み上げていることが解ります。

夫々の資産を均等に保有した場合の4資産均等配分の推移を加えたものが下図です。
グラフで確認できるように、各資産の平均の性゛気が残せながら、10年来ではプラス13%
の成績を残せた事に為ります。

ところで、これらの数値は、コストで有る、買付手数料や管理手数料等の費用が含まれていません。従って、これらの数値からコストを引いたものが我々一般投資家が得られるリターンです。コストがたとえ1.0%で有ったとしても、10年来で利益が出たアセットは、国内債券と外国債券の2つです。国内株式と外国株式何れもマイナスです。コストの影響の大きさにもご着目ください。

ご自身の、資産配分(アセットアロケーション)をお考えになる場合の参考にして頂ければ幸いです。

☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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