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節税保険を使うと、手元のお金は減る

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おはようございます、今日は蓮根の日です。
揚げたヤツが一番好きかな・・・


自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
節税保険について、その実態は課税の繰り延べである点に触れました。


そもそも、節税保険には根本的な自己矛盾があると考えています。
というのも、節税保険を使うと、手元のお金は結局減ります。


・節税保険を使って、1,000万円の保険料を支払う。
・その結果税金は安くなる。税率が30%だとすれば、300万円の税金が安くなる。
・しかし、仮に節税保険を使わなければ、最初の1,000万円の支出はない。
・ということは、節税保険を使わないほうが、手元のお金はたくさん残る。(この例なら700万円)


事業活動において、手元資金というのは非常に重要なものです。
手元にお金があれば、そのお金を元手にして新しい設備投資を行ったり、人材確保を進めることも可能です。
自分の事業に自信があるのであれば、こんな保険に頼らず、自力で資金運用をした方が、結果が出るのではないかと。


よほど手元資金が余りまくっていて、かつ新しい投資案件も存在しない。
そういう状況でもない限り、節税保険に意味はないのではないか?と考えています。


いつもお読みいただき、ありがとうございます。


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