おはようございます、今日は穀雨です。
食料自給率、これから先、ますます重要度が高まってきそうな分野です。
自著『高校生からはじめる投資のはなし』について。
株式投資における財政状態のチェックについて、簡単な事例を紹介しました。
一昨日の事例におけるA社は、安全運転をしている会社としては評価できます。
その一方で設備投資等に前向きでないため、その手許現金を狙われることも。
買収騒動に巻き込まれる企業の中には、そういう事例もちょくちょく存在します。
一方でB社は、手許現金が心もとなく、経営の安定度に欠ける状態です。
場合によっては保有資産の売却を迫られる可能性もあるでしょう。
積極果敢に設備投資をしたのかもしれませんが、それに成果が追いついていない印象です。
事業経営というのは「どのリスクをどれだけ取り、ソレに対して安定度をどれくらい求めるか」のバランスです。
安全運転すぎてもダメ、ハイリスクすぎるのもダメ。
そういうところを読み解くのが、この財政状態からの企業分析となります。
その上で、PBRという指標は、株式市場がその企業の解散価値に対して、どの程度の期待をしているのか?が現れます。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
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