仕事に必須のスキルは【創造力と判断力】 - コーチング全般 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2024年04月26日更新

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仕事に必須のスキルは【創造力と判断力】

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迷子になった日本の教育

ITテクノロジーの進化が日毎に人間の仕事を奪っています。

As Robots Grow Smarter, American Workers Struggle to Keep Up: New York times

事務処理、会計などは言うまでもなく、現在ではなんと外科手術、麻酔技師、ホテルのベルボーイ(日本でもHISが計画中)までもが進化したロボット技術により可能になりました。

車や飛行機も自動運転。 ドライバーやパイロットはかなり近い将来不要になる仕事の筆頭にも考えられています。

 

Algorithm (ある作業―主に数学・コンピューター上―を完了するのに必要なプロセス)をロボットが学習する能力が飛躍的に上がり、しかも人間の感情を見分けることも出来るロボットが大活躍を始めています。

 

じゃあ、人間にはどんな仕事が残されているのか?


これから大人になる子供たちには、「人間の能力のうち未だコンピューターには出来ない能力」を備える教育が必須です。

 

その能力とは

【創造力―自分で問題を創り出しそれを自分の方法で解決する能力】と

【判断力―いつ何をどう行動することが一番効果的であるかどうか、周りの状況により独立して決断出来る能力】ということです。

(By Google’s co-founder, Larry Page: “Many point to education, in new technologies and in the skills that remain uniquely human, like creativity and judgment.”)

 

日本の教育で、こんな能力が身につくと思いますか?

大きなNOです。

 

ロボットですらプロセスを学習する能力をつけている現在、日本の子供たちは、プロセスどころか、全くつながりのない断片知識をただ暗記しているだけです。

 

問題解決のための判断力なども遠い遠い道のりです。

教科書に書いていることを疑問も感じずひたすら覚え、何が問題なのかを自分からみつけることが出来ません。

 

日本の学校では子供たちに繰り返し繰り返し、ロボットにも簡単に出来ることを、何十年も教えて来ました。

それが今では、ロボットの能力にさえ追いつかない教育レベルに成り下がっているのが日本の教育の現実だと思います。

 

プログラムされた指示を理解し、言語に正しく反応し(英語ももちろん)、 判断し、行動する。

これが今のロボットに出来ることです。 (by New York Times)

 

 

さて、そんな悲惨な教育を受けている子供たち。

暗記教育の先に仕事はあるでしょうか。

 

現在仕事についている人の多くは、100年前には想像もつかなかったスキルを使い仕事をしています。 同じく100年後には、今通用するスキルでは仕事に就くことすら出来なくなります。

(あらら。。。)

 

このテクノロジーの進化に追いつき損ねた人たちが、今労働市場を奪い合っている状況。 仕事の奪い合いだけでなく、限られた賃金をも分け合っているのが現状です。

(賃金が上がるわけもないですね。アベノミクスとやらのせいだけではなさそうですよ。)

 

そんな中、テクノロジーの進化と競い新しいスキルを身につけ、創造力と判断力を兼ね備えた人は、高い生産力を持つ労働者として、限られた賃金の大部分を占拠していきます。

それが、現在であり、年ごとにこの傾向は累乗で大きくなっていくと予測されています。

(もっとあらら。。。)

 

今回の選挙でも教育は全く置き去りです。

話題にもなりません。

 

ロボットでも人間の感情を理解し始める現在、「道徳」教科とやらで「感情とはこういうもの」という定義を暗記することが「良い教育」と思っているのでしょうか。

 

大いなる潜在能力の羽をもがれた日本の子供たちを見ていると、何とも言えない気持ちになります。

 

小さな力ですが、何とか「創造力と判断力」の芽を摘まれないよう、今治教室やWeb教室で指導する生徒たちの脳細胞を刺激し続けています。

 

少なくとも、将来ロボットには出来ない仕事の出来る人間になってほしいですよね。

 

今日も今から生徒たちがやって来ます。

Pixtonという「自分で問題をみつけ、それを解決するプロセスを3コマコミックにする」web 教室で格闘しに来ます。

 

「自分で問題をみつけ。。。」がとてつもないチャレンジです、生徒たちには。

頑張れ~~。

******************

 カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
Super World Club(大澤眞知子、Robert McMillan)  

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カナダにいらっしゃい!

カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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