「今を生きる10代」 と 「過去の中で凍ったままの10代」 - コーチング全般 - 専門家プロファイル

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「今を生きる10代」 と 「過去の中で凍ったままの10代」

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外国から見た日本

アイルランドのJordan Casey 15歳。

ヨーロッパで一番若いEntrepreneur (起業家)として、New York Times が紹介しています。

 

Europe’s youngest chief executive

Jordan Casey

 

Jordan は9歳の時にコンピュータープログラミングを始めたそうです。 そして、Alien Ball vs. Humans というゲームを作り、アイルランドのApple Store のトップチャートにのせました。

 

2012年には、二人のスタッフと共に最初の会社 Casey Games を設立。

その後、ビジネスアプリを二つ発表し今に至ります。

 

高校生と起業家のかけもちです。

 

そして、大学は?

大学で学ぶ魅力は感じないそうです。

 

“I really don’t see what university could teach me that I can’t learn for free immediately,” he said. “There are a lot of skills that you can learn yourself and just by using the Internet.”

「必要な知識・情報・技術はインターネットでただで、すぐに学べる時代。 今、この瞬間に必要なことを、大学が教えているとは思わない。」

これが理由です。

 

Coursera, edX, Udacity を初めとし、世界一流の教育が無料で受けられる時代です。

4年もかけて大学で習った知識は、卒業する頃にははるかに時代遅れになってしまう時代です。

Jordan の選択は賢明だと思います。

 

そして、「同級生が大学を出た頃には、自分は10年以上ビジネスの経験を積んでいることになり、大きなHead Start を切れた。 これは超クールだと思う。」とも言明しています。

 

 

ヨーロッパでは、固い古い教育制度と、失敗するかもしれないリスクを取る行動 を後ろ向きにとらえる文化、停滞する経済の3大マイナス要因が、若者の起業精神を損なっていると指摘されて来ました。

 

「固い、古い教育制度」

化石のように古く融通の利かない教育制度、既成の事実のみを教える教育制度と、実際の社会が若者に求める能力とのギャップが大きく広がってしまいました。

 

何年も学校で過ごした若者が、学校の外、実際の社会では何が起こっているのか、さっぱりわからないまま卒業して行く現実。

 

「失敗」を極度に恐れる精神構造。

アメリカなどでは、「失敗を2,3回経験しないうちは一人前ではない。」とリスクを取り失敗することを極めて前向きに捉えますが、その正反対にあるのがヨーロッパ、特に保守的な南のイタリア、スペインなど。

 

 

そんなヨーロッパの若者の中からJordan のようなTeenagerが現れ始めたことにNew York Times は注目しています。

社会に貢献出来る人材を育てる教育とは何か。

「失敗」の定義は?

「大卒」に何の価値があるのか?

 

 

ヨーロッパのEntrepreneursたちは、スタッフを雇う時 “just based on talent” (能力・技術のみに基づいて)選ぶそうです。

年齢、学歴は関係ありません。

今、この時に何が出来るか、です。

 

Google では今、14%のスタッフが大卒ではないそうです。

 

Jordan のお母さんの言です。

“I used to think university was essential to succeed. But since Jordan has gone on this path, I’ve come to recognize that there really are different ways to get to where you want to be.”

「大学教育は成功するのには必須だと思ってました。 しかし、今は、自分がなりたいもの、自分がしたいことを達成するためには、多様な多くの方法があると認識しています。 大学だけが唯一の方法ではありません。」

 

 

ここまで読んで、「。。。」と絶句した方が多いと思います。

というよりも、絶句してくれるとほっとします。

 

日本は、ヨーロッパの比ではないほど「困ったさん」ですよね。

「古い役に立たない教育」「失敗は完全なマイナス」「停滞する経済の中、希望を失った若者」

どこから突破口が開くのでしょうか。

Jordan は日本に存在するでしょうか。

 

12歳、Jordan が初めてのApple Laptopを買ってもらうため、「ノートコンピューターがいかに子供の発育に効果があるのか」を説明した手紙を親に書いたそうです。

 

こんな生徒を教えてみたいですね~。

 

 

Super World Club では、少しでも世界、特にアメリカ・カナダの大きな流れに生徒たちを乗せてあげたいと、様々な工夫を凝らしています。

 

コンピューターは必須の文房具となりました。

生徒たちはLaptop や Tablet を操り英語であらゆることを学んで行きます。

残念ながら、Jordanのようなテクニックで親におねだりしたコンピューターではなく、私からの「強いプッシュ!」で実現している環境ですけどね。

 

クリティカルシンキングの芽を作るのにも、コンピューターを使った学習法は非常に効果があります。

 

もちろん、プログラミングも英語で教えています。

5年生が、JavaScript を使いゲームを作れるようになります。

 

Entrepreneurship もMIT (Massachusetts Institute of Technology) の無料のコースで高校生が学んでいます。

 

10代で起業する生徒が現れるでしょうか?!

サポートしたいと手ぐすねひいています。

 

もちろん、英語は普通に使う言語として身につけていく生徒たちですから、日本の外に飛び出して活躍することも目の前にある選択肢です。

 

このNew York Times の記事を読み、私がやっている教育が正しい方向に向かっていることを再確認。

にんまりして教室の外に目をやると。。。

 

 

Super World Club 今治教室の前には地元のチェーン塾があります。

いわゆる、「テストにはここが出るから覚えなさい」式の教育をしている日本中にあるいわゆる「塾」です。

 

この週末、生徒獲得のキャンペーンをやっていました。

「大学現役合格」と書いた旗が寒風の中パタパタしています。

 

“Education stuck in the past” 完全に「過去」の中で凍って止まったままの教育ですね。

日本のTeenager 達を、ず~っとこれからも「古くて役に立たない教育」「受験失敗?!という意味のわからない恐怖」の虜にしようとしているようです。

 

目障りなので、私の所では、Jolly Rogers の海賊旗でも立ててみようかなと考えているところです。

 

 

Go Teenagers Go!

******************

Virtual Teaching を駆使し、 カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの能力をつけた生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
Super World Club(大澤眞知子、Robert McMillan)  

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