この記事はA Iが書きました、

という時代がもうやってきています。息子は自分で文章を書くよりもA Iが作った文章の方が読みやすいし、自分で音声を録音するよりもA Iの方が上手に読んでくれると言うのです。A Iに描かせた絵をSNSに公開すると、短期間でたくさん高評価をもらえたそうです。

今まで、人間が苦労してやってきたことを、

ＡＩが一瞬で完成度の高い品質のものを作ってくれる時代がもう来ているのです。やりたくなかった苦手なことをＡＩが代わりにやってくれるという嬉しい面もある反面、自分が得意な仕事も奪われてしまうという悪い面もあります。

このままでは自分が高専を卒業するころには、自分の得意なプログラミングの仕事もＡＩに奪われてしまう、どうやってお金を稼いだらいいのかわからないと、悩んでいました。

息子が今、夢中になって取り組んでいることは、

アプリ開発や、YouTubeへの動画投稿やブログの記事を書くことです。どれも時間をかけているけれど、無料で提供しているため、稼ぐことはできません。お金を稼ぐことができなくても、どんなことにお金を使いたいのかという目的は、はっきりしています。新しいパソコンに買い替える費用や、将来は海外で就職することを希望しているため、経験を積むための渡航費用、そして高専に通う学費や交通費も必要です。

高専４年生からはアルバイトもできますが、

学校はバイトすることを推奨していないし、時給で働くのは嫌だと言います。今の段階で息子ができることは、「○○のために○○円必要なのでお金を出してください」と、親を含め誰かに頼むことです。研究開発に必要など、目的がはっきりしていたら、クラウドファンディングでお金を集めるという手段もあるよと伝えています。

今回、この文章は

息子とのやり取りをまとめてみました。ＡＩは、会話した人間同士しか知りえないことを話題にすることや、誰が読むのかを想像して文章を書くことができないからです。こういうテーマで文章を書いてとか、書いた文章を添削してとか、続きを考えてと指示すると、ＡＩがやってくれるようですが、どういう指示を出せば、自分の頭に思い描いたとおりの内容が表現できるのかを考えるのは人間です。

ＡＩが作業を手伝ってくれることはあっても、

自分で何をやりたいのかを計画し、実行して初めて、できたという達成感、満足感、喜びを味わうことができると思います。ＡＩがどんなに発達したとしても、人間が何をどうしたいのかという目的をはっきりさせ、どのような選択肢を選ぶのかを決断し、具体的に行動しないと、自分の望みは叶いません。息子との会話を通して、生き方を見つめ直す良い機会になりました。