対象:キャリアプラン
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予期せぬ機会をキャリアに活かす クルンボルツの理論
日本でもここ数年、この理論を使って著名な先生方がキャリア論の講義をしていたり、
多数の関連本が出版されていますが、元々はスタンフォード大学教授である
ジョン・クルンボルツ教授(教育学・心理学)が提唱した理論です。
彼は随分以前からこの理論を提唱しているようですが、
近年では1999年に「計画された偶発性-予期せぬ機会を作り出すこと(和訳)」
という論文を発表しています。
彼の理論の根本は、人は「学習し続ける存在」であり、
だからこそ新しいことにチャレンジしたり、
今までの行動を変えることも可能であること。
そして、偶然の機会を、自らの主体性や努力によって
キャリアに活かしていく姿勢が大切である、と唱えています。
例えば、私事で恐縮ですが、前職では社内異動が大変多く、
退職前の2年間での異動は、比較的小さな異動も含めるとなんと8回!
(社内でも異例でした)
ようやくチームにも慣れ、クライアントとのリレーションがとれ始め、
売り上げも安定しそうな矢先に異動を言い渡されると、
モチベーションは一気に下がります。
正直、当時は「なんでこんなにがんばっているのに、私ばかり
こんなことになるのだろう」と悩みました。
ただ、今振り返ってみると、様々な部署で働いたことで
確実に経験や知識が増え、それが財産になっているのです。
私ほどクライアントを数多く担当した経験がある人は、
業界内でもそんなにいないと思います。
また、経験から得た知識や人脈は、お金には変えられませんし、
現職でも大変役立ってます。
「人間万事 塞翁が馬」という言葉もあるように、
その時は辛く苦しい出来事だっとしても、それを受け入れて、
立ち向かってみることで、その後の人生が大きく変わってくるものです。
苦しいときは、思い出してください。
夜明けが一番暗く、寒いのです。
キャリア、そして人生も同じです。
※参考文献:キャリアの心理学 渡辺三枝子編著 ナカニシヤ出版
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「計画された偶発性」理論です
キャリアカウンセラーの資格取得の際の講座でも
必ずといっていいほど学ぶ「プランドハプンスタンスセオリー」、
日本語で「計画された偶発性」といいます。
どれだけの幸運な偶然を引き寄せることができるか、
そしてその偶然をいかに自分の力にするかということを
伝えていると私自身は解釈しています。
人生は、計画したとおりに進まないし、ほとんどが偶然の積み重ね。
上記で千葉さんが書かれているように異動もそうですね。
それから仕事上でも、トラブルを起こしたくなくても
突発的に起こるものは、予期しようがない。
でも実際に、偶然起きたことから学ぶことは沢山あります。
異動により仕事が変わったことで天職にであったり、
トラブルが起きたからお客様との信頼関係が増したり、
あとから考えると起きるべくしておきた偶然と思うことで、
力やスキルになることも沢山あります。
そしていい偶然を引き起こすためのポイントが、下記。
好奇心
持続性
楽観性
柔軟性
リスク・テイキング
皆さんも、自分の日々意識して行動していると、
いい偶然を引き寄せることができると思います。
その幸運は偶然ではないんです
という書籍に沢山の事例が書かれていますので、参考にしてみてください。
回答専門家
- 齋藤 めぐみ
- (キャリアカウンセラー)
- キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント
最後に決めるのは自分。人生に迷ったときのキャリアカウンセラー
ソフトバンクBB株式会社で人事・採用業務に携わり、その後、大手人材会社にて求人開拓営業などに携わる。2007年に独立し、現在はフリーのキャリアカウンセラーとして、経営者や一般の方の相談を受けている。
キャリアは予期せぬ偶然のできごとからも創られる!
「ハプスタンス・アプローチ」(偶然を活用してチャンスをつかむ)の提唱者クランボルツ教授の概念「計画された偶発性」のことですね。キャリア・カウンセラーの土岐優美です。
「職業、職歴、仕事」を表す狭義のキャリアも、それを含めた「人生、生き方」を表す広義のキャリアも、予測できない偶然のできごとから創られることが多いもの。ならば、それを活用してチャンスとすることがポイント、偶然を必然に。今のキャリアに結びついた、そのできごとは「計画された偶然性」。
思い当たりませんか? 今ここにこうしているのは、あのできごとがあったからと。
予測できないできごとの中には、幸運も不運も。ですが、幸運も、掴まなければチャンスにすることはできません。ただ待つのではなく、自分から動いて掴むことが必要。
そして、不運は転機。人間関係や考え方の見直し、休養、方向転換のきっかけになるかもしれません。不本意な方向へと進んだ結果、スキルが身につく、新たな分野や新たな自分自身の発見につながることも。
「人生には何一つ無駄な経験はない」とは私の持論で、「これまでの経験は、すべて今につながっている」と実感しての現在。この理論を知ったときは深く頷いたものです。
おそらく、経験を重ね、年齢を重ねた人ほど、偶然を必然にしてきた人ほど感じるはずです。その通りだと。
もちろん、綿密な自己分析や仕事に関する情報分析も必要ですし、その結果のキャリアプランニングも重要。ですが、プランに縛られたり、必ず起きる想定外のできごとをチャンスにできないなら本末転倒です。よりよいキャリアを目指してプランニングするのですから。
とはいえ、偶然の必然化は難しいことも。そんなときはキャリア・カウンセラーにご相談ください。お手伝い致します。
拙書でも、この理論を含めキャリアに関する理論に触れています。
「キャリア・カウンセラーになる!?」(秀和システム)
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