対象:飲食店経営
回答数: 6件
回答数: 7件
回答数: 11件
「売上の公式」から考えてみましょう
簡単な数式を書いてみます。
1日の売上 = 1日の客数 × 客単価
= 1日の客数 × (平均商品単価 × 注文商品点数)
ということになります。
飲み放題というのは、実質的に、お酒の単価ダウンですから、普段以上の数をお客様が注文してくださらない限り、客単価アップにはなりません。
安いからといって、そんなにたくさん飲めるわけもないし、食べられるわけもないですよね。
だとすると、客単価が下がるのを覚悟で、「飲み放題」を訴求することにより、客数を増やすという作戦は、ありえます。
ただ待っていても、お客様が増えるわけがありませんから、そのための宣伝活動を、しなければいけません。
「飲み放題」は、あくまで、宣伝の際の「ウリ」の一例であって、そのウリを、どういう手段で、どうやって伝えるかを、キチンと考えるべきです。
ここでいう手段とは、宣伝の方法のことです。
たとえば店頭チラシ、店内ポップ、ポスティングチラシ、新聞折り込み広告、雑誌広告、DM、メールマガジン、自社ホームページ、グルメサイトなど、たくさんあります。
その中から、どれを選ぶかは大事なポイントです。
客層とずれたメディアを選んでしまうと、広告費が無駄になり、肝心のメッセージ(ここでは「月火曜日は飲み放題」)が、お客様に届かないということになります。
補足
しかしそもそも、客数を増やすには「飲み放題」しかないのでしょうか。
安直に値下げに走るより、客単価を下げずに客数を増やす方法を、工夫してみませんか?
あるいは、客単価を上げる方向を、考えてみませんか?
これには、最初の数式を見れば分かるとおり、商品単価を上げる方法と、注文点数を増やす方法がありますね。
注文点数を増やすのは困難だと、最初に申し上げましたが、実は、方法はあります。
デザート、お持ち帰り、物販です。
デザートは別腹と言われるとおり、「お腹いっぱい、もう飲めない」状態でも、もう1品の注文を取ることが可能です。
お持ち帰りは、お弁当やお総菜のおみやげの注文を、飲食の注文を受ける時に同時に取ります。
物販は、調味料やお茶、レトルトやインスタント食品などを、レジ付近に置いておき、精算時にお奨めします。
商品単価を上げるには、珍しい食材や入手困難食材、豪華食材を使った限定メニュー、特別コースなどを設定したり、コンサートやお笑いなどイベントで付加価値をつけて「コース料理付きイベント会費」として価格設定するといったアイデアが考えられます。
回答専門家
- 運営 事務局
- ( 東京都 / オペレーター )
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
(現在のポイント:2pt)
この回答の相談
今年の4月に居酒屋を開業しました。日によって売り上げにムラがあります。特に、月曜、火曜の売り上げが悪く、曜日限定で飲み放題のサービスを始めたのですが、今度は客単価が下がって… [続きを読む]
All About ProFileさん
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A