対象:心と体の不調
牧野 俊浩
音楽家
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どれだけ奪っても、決して怒られることのない世界へのご招待
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めぐるさんこんにちは。
始めまして、僕は岡山県の生まれの音楽家です。母の故郷が当時の岡山県赤磐郡瀬戸町でしたので、そこで初めて呼吸をしました。
人生の紆余曲折を巡りながら、43年間歌い手として仕事をしてきました。
ご縁かなと思い、少しお話をさせてください。
17歳の方には少しまどろっこしい提案になりますが、お許しください。
「すべての人間は、その場にあるエネルギーを独占したいと願う生き物です」
具体的にいうならば、人間のコミュニケーションというのは所詮、その場にあるエネルギーの奪い合いです。上手なコミュニケーションの本質は、「相手を傷つけずに、自分自身を肯定している姿」です。
このバランスというのは極めて微妙なものです。
めぐるさんも想像をしてみてください。
例えば、数人で話をしているときに、ある一人の仲間が自分の考えばかりを述べようとして、他の仲間が喋り始めても、その関連で、あるいは無理やりにこじつけてでも、自分の意見を述べようとするとします。
めぐるさんは、その方にどのような印象をもちますか。
多分「強引な人だな」と思ってしまうでしょう。
でも、この姿は一番素朴なコミュニケーションの形なのです。
決して悪い事ではありません。その場のエネルギーを独占したいという、人間の欲望がそのまま現れているだけですから。
勿論、そのままで良いわけではありません。
顰蹙をかうまえに、品格を、人格を研いて行かなければなりません。
それが人生です。
私は現在でも演奏活動を続けていますが、その傍ら、「声みがき術」というVoicetraining方法を提唱しています。その中で盛んに言っているのが、自分研きということです。
声の出し方を学ぶ事は、自分自身を内観してゆくことです。身体を地図のようにみたてて、自分の声の響く場所を丁寧に丁寧に観察をしてゆきます。そのプロセスで、実に優しい気持ちが湧きあがってくることを体験していただいています。これが自分研きの入り口にたつということです。コミュニケーションの意味をもういちど考え直す機会です。
もういちど言いますが、「人間はそもそも、その場にあるエネルギーを独占したいという生き物」です。
もう少し補足をしておきますね。
補足
めぐるさんが所属をしている「場」のエネルギーを誰かが奪おうとしているのなら、逆に「どうぞ」と差し上げてしまってください。そのほうが気が楽になります。
また、もしかすると、めぐるさんが「奪う立場」になることもあります。
その時には、少し研いた自分で対応することができれば、トラブルはぐっと解消できます。
几帳面すぎる事は、返って自分自身をきずつけてしまいますよ。
タイトルの「どれだけ奪っても、決して怒られることのない世界」というのは、「自分の呼吸法を研く事で、別の自分を発見する」ということです。
詳しくはまたお問い合わせください。
歌うという事も実は、そこにエネルギーの場を出現さす事です。
そこにあるエネルギーを、歌い手自信が独占しているのでは、決して観客は満足しないものなのです。長年の歌手活動の中で学んだ、私の哲学です。
評価・お礼
めぐる さん
2012/05/07 19:24
難しすぎて、私にはよく理解できませんでした;
我慢しろ…ということでしょうか?
牧野 俊浩
2012/05/08 12:01
めぐるさんへ
ご返信有難うございました。
決して難しい事ではありません。
世の中には「コミュニケーション」する場が沢山あります。
その場の特性を理解してゆくために、まず自分を研く事です。
自分みがき=自分を客観視する=声みがきという図式です。
静かな場所での深い呼吸から始めてみてはいかがでしょうか。
自分を見つめる、もう一人の自分に出会えるはずです。
最近読んだ本のなかで「メンタリズム」という言葉にであいました。
ご興味があればご参照ください。
「人の心を自由に操る技術」著者:DaiGo
少しエキセントリックなタイトルですが、読み方で、自分の心の操作方法を理解する
ヒントになるかも知れません。
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この回答の相談
いつごろからなのかわからないのですが、耐えられないものがいくつかあって困っています。
高校に入学したころに、クラス別で校歌の合唱があったのですが、この校歌は女子でも出しに… [続きを読む]
めぐるさん (岡山県/17歳/女性)
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