対象:お金と資産の運用
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時間を味方につけた資産運用を
Sutherland様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの森本直人と申します。
ご質問の件、運用スタート時の計画は、かなり曖昧だったように拝察しますが、もしお書き頂いたように運用可能期間は無期限でも大丈夫ということでしたら、「時間を味方につけた資産運用」を意識されるとよいと思います。
仮に、今投資信託で運用している資金は、60歳以降に使用できればよい計画とするなら、現時点の評価額で、それほど一喜一憂することはない、という理屈になります。
この場合、あくまで60歳になって初めて、計画の成否が分かるということです。
60歳時に掘り起こすタイムカプセルに入れたつもりで。
と表現すれば、イメージがつきますでしょうか。
但し、運用方法について、まったく何も改善しなくてよいかというと、そうでもないように、私は、思います。
例えば、30年以上の超長期で運用できる資金であれば、株式型の投資信託で運用しても、30年後の元本割れリスクは、それほど高くないと考えられます。
というのも、その間に、株価は、大きく乱高下したとしても、結果として、世界の経済成長率やインフレ率などを折り込んでいく可能性が高いからです。
あとは、初心者の方に、リスク軽減の手法として、おすすめできるのが、「ドルコスト平均法」です。
これは、定時定額購入といって、高値づかみを避けられる手法として知られています。
例えば、ある外国株式型インデックスファンドに2007年12月末に一時金で100万円投資したケースと、2007年12月末から2012年1月末までの50ヵ月間、毎月末に2万円ずつ投資したとしたケースを私の手元で計算したところ下記のようになりました。
・一時金の場合
投資元本100万円に対して、2012年1月末の評価額は、約56.2万円(-43.8%)
・ドルコスト平均法の場合
投資元本100万円に対して、2012年1月末の評価額は、約95.4万円(-4.6%)
※販売手数料は考慮せず
このように、ハイリスク・ハイリターンの外国株式型でも、やり方次第である程度まで、リスクを軽減できることがわかります。
基本を踏まえて、ぜひあきらめずに今後のプランを考えていってください。
成功をお祈りしております。
回答専門家
- 森本 直人
- ( 東京都 / ファイナンシャルプランナー )
- 森本FP事務所 代表
オフィスは千代田区内。働き盛りの皆さんの資産形成をお手伝い
お金はあくまでライフプランを実現する手段。決してお金を目的化しないというポリシーを貫いております。そのポリシーのもと、お客様の将来の夢、目標に合わせた資産運用コンサルティングを行います。会社帰りや土日など、ご都合のよい日にお越しください。
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この回答の相談
初めまして。既に持っている投資信託について、今後どう保持すべきかをアドバイス頂きたく投稿しました。
どうぞよろしくお願いします。
保持している投信は以下の通りです。
どちらも2008… [続きを読む]
Sutherlandさん (千葉県/30歳/男性)
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