- 高荷 智也
- ソナエルワークス 代表
- 静岡県
- 備え・防災アドバイザー
対象:防災
- 松島 康生
- (危機管理/BCP/防災計画コンサルタント)
- 松島 康生
- (危機管理/BCP/防災計画コンサルタント)
こんにちは、備え・防災アドバイザーの高荷です。
我が家には6歳と2歳の男の子がおりますが、6歳の子を冬山デビューさせようと思い、先日スポーツ用品店で親子分のスキーウェア一式を購入しました。子どもはすぐ大きくなるのでお安いものをチョイスしていますが、私と妻のウェアはもう当分買い換える必要がなさそうです。
さて、このスキーウェア一式というのは、様々な災害に対する防災用品としても活用ができます。
・ウェアの上下+防寒インナー
→防寒着として、冬場の屋外避難や避難所生活に利用可能。
・グローブ
→丈夫な軍手の代わりとして利用可能、地震や風害で破壊された住宅からの救助活動など。
・ゴーグル
→火山が噴火した際の降灰対策に利用可能、屋根の灰おろしなどの屋外活動にはゴーグルが必須。
※また普段雪が降らない地域で、想定外の大雪が降って雪かきをする際にもサングラスとして使えるので有効。
・車のチェーン
→積雪がない地域で大雪が降った際、また火山の噴火による降灰時に有効。
※ただし、降灰時に自動車を走らせるとエンジンの破壊やガラスの損傷につながるのでオススメはしません。
・使い捨てカイロ(スキー用途とは限りませんが)
→ガスバリア袋と組み合わせることで、食品の長期保存に利用可能。
地震直後の津波や、突発的な竜巻など、すぐに逃げ出す必要がある災害に対しては、最小限の荷物を持ち出し袋に入れてまとめておく必要がありますが、例えば避難所へ行く際に持ち出す物や、新型インフルエンザ・原発事故などのように自宅へ籠城する際に向けて備えておくものなど、災害発生から数時間以上のタイムラグの後に必要となる道具類は必ずしもまとめておく必要はありません。
じっくり使うタイプの防災グッズは防災専用にするのではなく、日常やレジャーでも利用出来るものを中心にすると、イザ本番を迎えても慌てずに利用することができます。このようなグッズは、緊急持ち出し用の道具とは別にして、日常生活の中で利用しながら使い勝手を覚え、破損や期限切れのメンテナンスをしながら、常に使える状態にキープするようにしましょう。
以上
このコラムの執筆専門家
- 高荷 智也
- (静岡県 / 備え・防災アドバイザー)
- ソナエルワークス 代表
備え・防災は、日本のライフスタイル。
「自分と家族が死なないための防災対策」と「経営改善にもつながる緊急時に役立つBCP」のポイントを解説するフリーの専門家。自然災害から原発事故、企業の危機管理まで分かりやすく実践的なアドバイスに定評があり、テレビや各メディア媒体への出演多数。
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