- 鶴田 育子
- 全米認定カウンセラー
- 心理カウンセラー
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
トラウマを含め、このような状態を改善し、いざとなるとできなくなっていたことを努力の感覚なくできるようにする方法の一つに、達成目標を明確に定めてイマジネーションを駆使する 臨床催眠があります。
臨床催眠は、IBS過敏性腸症候群、ストレスマネジメント、睡眠の質の改善、アスリートの成績向上などに効果がある代替医療です。
スタンフォード大学の心理学者の調査によると、臨床催眠は、全体の8割強の人に、効果があり、IBSの場合派、アメリカの心理学者オルファー・パルソン博士の臨床調査の結果、85%の人に有効です。
IBSというのは、推定患者数約1200万人、10人に1人の日本人が、下痢や便秘、ガスなどの不快な症状に悩まされ、新国民病と呼ばれている病気です。
「消化管の運動異常」、「内臓知覚過敏」、「心理的要因」が、相互に関連しており、普通の人なら、気にならない程度のおなかの不調が、過敏に知覚され大脳辺縁系に伝わるため、抑うつや不安などの情動が引き起こされ、きっとまた、嫌な体験をするのではないかという予期不安が、消化管の運動異常を加速するという悪循環が起こるのが特徴です。
では、臨床催眠では、具体的に、どのようなことをするのでしょうか。
たとえば、IBSの臨床催眠対策では、2週間に一度、カウンセリングを受け、セッションの終わりに渡される心地よい場所を散策するナレーションを毎日、聴きます。そして、2週間後、おなかの調子がどんな風にかわったか、チェックリストを使って確認し、セッションの終わりに渡される新しいナレーションを、再び、毎日聴きます。ナレーションは、全部で7本あり、8回目のカウンセリングで、これまでのこと、これからのことを話し合い、プログラムが終了します。
ナレーションの中には、IBSに関する言葉は、一切はいっていません。毎回、異なるバックグランド音楽がナレーションとともに聞こえてくるので、途中で眠ってしまう人も、珍しくありません。
にもかかわらず、7本目を聞き終わる頃には、人生観がかわるほどの結果を得る人が、私の経験でも、オルファー・パルソン博士のデーターと同じで、85%います。
健康を害するストレス反応をしっかり理解。
考え方の癖を認識、建設的な行動がとれるようになる認知行動療法の技法を習得して、ストレスを緩和。
記憶のメカニズムを踏まえ、わかっているのに、どうしてもうまくできないことを、努力の感覚なしに、できるようにしていく方法を学習。
実用的なエピソードや実習を織り交ぜ、楽しく学べるストレスマネジメント動画講座をご提供しています。
詳細は、こちらをご覧ください。http://tsurutaikuko.server-cowboy.net/ecc/html/products/detail.php?product_id=32
このコラムに類似したコラム
ストレスマネジメント講座:記憶のメカニズム 鶴田 育子 - 心理カウンセラー(2013/02/01 03:48)
ストレスマネジメント講座:まとめ 鶴田 育子 - 心理カウンセラー(2013/01/19 06:00)
五感を活かした「聴き方」に専念すると 竹内 和美 - 研修講師(2013/12/29 12:30)
続く理由 乾 喜一郎 - キャリアカウンセラー(2013/09/25 17:25)
怒りという感情。 齋藤 めぐみ - キャリアカウンセラー(2013/06/28 21:57)