過度なストレスは、生理的な問題を引き起こすだけでなく、日常生活にも、支障をきたします。
心身を清潔に保つことがおろそかになる、常用薬を飲み忘れる、アルコールでストレスを紛らわせようとする、 運動不足になる、社交性がなくなるなど、生活そのものが、健康促進とは逆方向になっていくため、ますますストレスに拍車がかかってしまうのです。
過度のストレスが、慢性化すると、細胞が老化し、ガン性腫瘍や心臓疾患になる可能性が増すだけでなく、寿命も短くなることがわかっています。
細胞は、生物の機能上の最小単位です。私たち人間には、全身に約60兆の細胞が、あります。
世界人口が70億弱ですから、その1万倍の数の細胞が、私たちの体の中で生きているということになります。
細胞の形は球状で、大きさは100分の1ミリから100分の3ミリ程度。
細胞の表面には薄い細胞膜があり、細胞膜の内側は、原形質と呼ばれる半流動性のコロイド溶液で満たされています。
細胞膜の内側には、細胞小器官や核があり、核の中には、核小体と小粒子状の染色質(せんしょくしつ)が散在しています。染色質は、細胞分裂期になると、染色体(せんしょくたい)になります。
人間の細胞には、23の対をなした合計46個の染色体があり、染色体の中に、約30億のDNAと約10万個の遺伝子があります。
DNAは、デオキシリボ核酸のことで、アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の4種の塩基の二重螺旋構造をしています。
DNAの情報が、RNAに転写・翻訳され、細胞分裂後、新しい細胞に伝えらますが、DNA配列に障害が生じると、がん遺伝子に変わる前のプロトがん遺伝子ができます。
健康を害するストレス反応をしっかり理解。
考え方の癖を認識、建設的な行動がとれるようになる認知行動療法の技法を習得して、ストレスを緩和。
記憶のメカニズムを踏まえ、わかっているのに、どうしてもうまくできないことを、努力の感覚なしに、できるようにしていく方法を学習。
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