新年明けましておめでとうございます。
成人式の今日、なんと外は雪が降っています
比較的暖かいお正月でしたがゆっくり過ごせたでしょうか?
残念ながらお休みに入ったとたん、風邪を引いてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
今日は風邪についてのお話です。
一言で風邪と言ってもタイプによって対処法が変わってきます。
風邪薬のCMで「あなたの風邪はどこから?」というまさにそれです。
東洋医学では風邪を①風寒型の風邪→ぞくぞく寒気がするタイプと②風熱型の風邪→熱っぽさや喉の炎症があるタイプに大別しています。
①は首筋が寒い、手足の冷え、頭痛、首肩の凝り、水っぽい鼻水や痰、尿量が多く色は透明といった症状がみられます。
このタイプの風邪は冷えによる免疫力の低下が原因です。冬の寒さはもちろん、甘いものの食べ過ぎや冷たいものの飲み過ぎも要注意です。
冷えが原因ですから体を温める、汗をかかせる、発散させることが対処法となります。
②は寒気はそれほどなく喉が赤く腫れて痛む、喉が乾く、黄色い粘りのある鼻水や痰、尿が濃いといった症状がみられます。
体が熱っぽく水分をとりたがるので体を温めて汗をかきすぎると喉の腫れが強くなるので注意が必要です。発散と炎症を鎮めること、喉を潤すことが必要です。喉に効くツボやのぼせをとるツボが有効です。
このようにたかが風邪といっても、あなたの風邪はどこから?というのはけっこう大事なことなのです。
最後に風邪をひきにくくするために普段から首と足首を冷やさないようにしましょう。
外出する際は首もとにマフラー、そして足を簡単に温めることができる足湯をしてみましょう
足湯はお風呂よりも少し熱めのお湯に足をつけます。くるぶしの上、5~10㎝くらいの湯量がよいです。
足は冷えの溜まりやすいところです。足を温めて体全体を温めて風邪に負けない体作りをおすすめします。
鍼灸師 桑野
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