在庫や売掛金から簿記の高度な使い方まで話が及びました。
このお話はもう少し突き詰めると、複式簿記という道具そのものの話になります。
簿記には大きく二種類あって
○単式簿記:家計簿やお小遣い帳のようなもの
○複式簿記:事業活動を記録するのに必要な会計
単式と複式の大きな違いは情報の蓄積です。
単式では売上や費用、資産や負債など各項目の情報がそのままでは蓄積されません。
一方で複式ならば日常的な処理を進めるだけであらゆる項目が把握され続けます。
両者で得られる情報量は雲泥の差があります。
単式簿記で一般的な事業を網羅的に把握することは無理です。
ですので、少なくとも日本においては法人は複式簿記採用が絶対条件となっています。
このコラムの執筆専門家
- 高橋 昌也
- (税理士)
- 高橋昌也税理士・FP事務所 税理士
「税務×経営コンサルティング」の複合サービスを提供します
節税だけ考えていては事業の根幹が危うい時代。当事務所は、税務・会計はもちろん、マーケティングや経営戦略提案にも強みを発揮。とくにキャッシュベースの経営を重視し、小規模事業体が「いかにキャッシュを毎月手元に残すか」のアドバイスを行います。
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