- 下村 豊
- 株式会社CSプランナー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
グルコサミン、コンドロイチン、ニンニク、青汁、ロイヤルゼリー、ウコンなど、テレビCMで流れない日はありません。
そして、今だったら送料無料は当たり前。
中には、何日分を無料進呈というものまであります。
ということは、申し込めばタダで貰えるというところまできました。
以前だったら、期間限定で増量がウリの内容程度だったのが、今では送料無料、無料進呈にまでなっています。
なぜ?
その前に、お気づきでしたでしょうか。
このことは何を物語っているのでしょうか。
以下は、私の独断と偏見です。
誤解や考えの浅いところありましたら、予めご容赦下さい。
まず、テレビCMは、時代の流行りを先取りする(世相を表す)ものと、昔から言われています。
高度成長期には、自動車、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、クーラーが、複数のメーカーから流れていました。
ついこの前まで、液晶を筆頭に、薄型テレビのCMが各社から流されていたのを覚えておられることでしょう。
現在は、当然、スマホやタブレット、携帯電話通信各社のCMが頻繁に流れています。
そして、あっという間に従来の通話主体の携帯電話のCMを見かけることが無くなりました(私が見ているニュースなどの時間帯以外で流れているようでしたら申し訳ありません)。
ここから、冒頭のサプリメントのCMは、健康指向の表れ、増えている中高年齢層をターゲットにしていることが分かります。
さらに、サプリメントは、薬事法の関係から効能が謳えません。
ということは、効能が実感できなければ代金を払って損することがあり得ます。
そこで、商品のみならず、送料無料にしてでも、見込み先を掴まえたいという表れが、前述のCMになったと考えられます。
他にも、薬品メーカーが病気の症状を列挙して病院での検診を呼びかけるCMも目立ってきました。
以上のように、多くのメーカーがターゲット層を中高年齢層に比重を置いていることがCMで分かります。
そして、連日流れていることから、そのニーズが大きいことが分かります。
iPhoneからの投稿
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