- 辻 良史
- 筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
- 東京都
- 博士(体育科学)
最新メンタルトレーニングでストレス&うつ一刀両断!無敗脳ヨガ道場の辻です。
脳のトレーニングを含むメンタルトレーニングは、ボクシングでいうところのスパーリング、空手なら組手に該当するといえます。
空手の場合、型稽古だけでなく、組手を取り入れることで、実戦で役立つようになっています。
しかし、その
組手を行うには、しっかりと体を作り、突きや、蹴り、体捌き、受けなどを事前にしっかり学んでおく必要があります。
脳のトレーニングの場合も、これと全く同じで、そのプログラムを受けただけで、無敵になれるというものではありません。
脳のトレーニングを行うには、自己の感覚センサーを鋭敏にしておく必要があります。
さらに、「今」に集中できるような脳の神経ネットワークをつくっておく必要があります。
特に脳のトレーニングとなると、内部の感覚だけが頼りになります。
この内部の感覚が分かりませんと、機械からの一方的な情報を受け取ることになり、何となく今の脳の状態を知って終わりとなってしまいます。
また、例え、センサーをつけた状態で、脳波のコントロールが行えるようになったとしましても、試合中は、センサーをつけた状態でプレーすることはできません。
つまり、
試合中は、自己の感覚センサーだけが頼りになります。
ですので、普段のヨガトレーニングで自己の感覚センサーを磨いておく必要があるのです。
この感覚センサーを研ぎ澄ませる行為は、空手でいうところの鍛錬や、型稽古にあたるといえます。
しかし、型稽古だけでは、実戦ではもちろん役に立ちません。
それを、試す場が、様々な状況を想定した本番さながらの脳のトレーニングということになります。
ヤンキースのイチロー選手も、テレビのインタビューで、ウェイトトレーニングとは異なる特殊なマシーンを使ってのトレーニングの目的を聞かれ、
「自分が体を鍛える理由は、全身の隅々までに感覚をいきわたらせるのが目的で、筋肉ががっちりついた体だとその感覚が鈍ってしまう」というようなことを答えておりました。
確かに、イチロー選手の初動負荷理論と呼ばれるトレーニングは独特で、まるで本当に一つ一つの神経の感覚を確かめるようにトレーニングをされています。
何だか、ヨガの行者さんが瞑想している風景と重なりますね。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
東京都 港区 田町 無敗脳ヨガ道場『サイバーヨガ・スタジオ』辻でした。
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