経血と排卵 基礎体温の変化 - その他の心と体の不調 - 専門家プロファイル

徐 大兼
アキュラ鍼灸院 院長
東京都
鍼灸師

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対象:心と体の不調

茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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経血と排卵 基礎体温の変化

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質問:

鍼灸を始めて半年になります。ここ3.4ヶ月程経血は少なく、2日目はそれなりですが3日目に量はかなり減りもう終わり?と言った感じで生理痛も最近はありません。過去に時々ありました。 色は時々茶色っぽいけどさらさらしてます。先周期と今周期は排卵チェックを予定日1.2日前から数日しても陽性にならずなのに予定日辺りから胸の張りははっきりとあります。ほぼ28日周期で次の生理が来ます。来周期は3.4日前から排卵チェックをしようと思います。過去には丁度生理の14日前に排卵チェックははっきり陽性になってました。排卵が早く来てしまっているのか、もしくはちゃんとされていないのか。それはクリニックで診て頂かないと分からないかもしれませんが。こう言った状況はどのようなものと考えられるでしょうか?今は不妊クリニックから離れており、詳しい検査をしたのは1年前で当時は異常はみれないとのことでした。老化が原因だとは思いますが、この状況で思いつく事があればアドバイスいただきたくお願いします。


答え:

こんにちは。

まずは排卵検査薬について説明します。排卵検査薬は尿に排出されるLHを測定し、一定量測定できたら陽性となります。今回検査をしても陽性になっていないということは、計測されていないということです。ですので考えかたとしては

1)LHサージが予定より早く終わってしまった 
2)LHサージがおこっていないと考えられます。

1) の場合は検査日をいまより2-3日早めて再検査してみましょう。もしかすると生理から8-10目ぐらいにLHがすでに上昇しているかもしれません。ただし、残念ながらこの時期での陽性では未熟卵のまま、排卵している可能性がありますので妊娠は期待できないかもしれません。

2) LHが上昇しない原因としては以下のものがあげられます。
① 下垂体機能低下
② 性腺機能低下
③ 高プロラクチン血症
④ 摂食障害

1と2は年齢が大きくかかわっていいます。③と④はストレスや環
の変化が関係しています。

いずれにせよ予定日辺りから胸の張りがはっきりとあるので、何らかのホルモン変化はあると考えられます。できればクリニックを受診し、血液検査とエコーで卵胞の状態を確認したほうがよさそうです。年齢が40歳を超えると、前の周期の卵胞がきちんと排卵されずに残像卵胞として残っている可能性が考えられますので、悩んでいるよりはクリニックで診てもらえれば原因がはっきりすると思います。

鍼灸治療を受ける時期についてですが、当院では不妊治療の目的によって、通院頻度と治療回数の目安が変わってきます。体外受精・人工授精の代替補完治療としてのスポット治療では前後に来院いただいております。体質改善や妊娠しやすいカラダ作りを通じて自然妊娠や体外受精の準備を希望する場合は2ヶ月~3ヶ月の時間的猶予をお願いしています。当院で2012年2月~8月に妊娠された101名のデータを集計してみてみると、やはり週に1回のペースでコンスタントに通院されている方のほうが、スポット的に治療を受けている方より妊娠率が高くなってます。また、妊娠に至までの平均通院回数は約16回でした。通院回数は年齢が若いほど少ない傾向で、年齢が高くなるにつれ、妊娠に至るまでの治療回数が増えてきます。年齢が40歳を過ぎている方はどうしても時間的な焦りがあり、治療を早く展開していきたいと考えている方がほとんどですが、残念ながら妊娠に至るまでの治療期間、治療回数は残念ながら増えてしまいます。当院で26.6回治療を受けた方の66%は妊娠にいたってますので、結果を残すためには一定期間治療を継続することが必要です。ですので、排卵前、排卵以降といった区分ではなく、当院ではきちんと週に1回、カラダのメンテナンスを兼ねて、通院していただくことをお勧めしています。その他、鍼灸治療以外に食事、生活習慣の改善をしていただくことによって、シナジー効果が発揮され、より妊娠力が高まります。

アキュラ鍼灸院
ファティリティーウェネス
院長 徐 大兼

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