- 藤島 淑子
- 株式会社インディプロス 代表取締役/コンサルタント
- 経営コンサルタント
対象:ビジネススキル
最初に出てきた記事がこれ↓。
「あなたはリーダー? それともマネジャー?」
結論から言えば、この記事の定義に、私もほとんど賛成です。
リーダーもマネージャーも、どちらもヒトに影響を与える立場であることに変わりはない。
でも、リーダーは、目標に向けて自分からアクションを起こし、少なくとも「結果として」
ヒトがついてくれば、それで良いケースがある。
突出したスキルや技術で周囲を引っ張る人もリーダー。
誰もが共感する、魅力的なビジョンに自然とヒトがついてくる人もリーダー。
一方で、マネージャーは「マネジメント」が期待されているわけだから、「結果として」
ヒトがついてくれば良いというわけにはいかず、
一人ひとりのことを良く知り、みんながちゃんとついて来てくれるように、
意図的に働きかけ、仕組みをつくり、場をコーディネートすることが求められる。
そういう意味では、マネージャーというのは、「ヒト」について深い知見があることは
必須の要件で、「ヒト」に興味がなければ務まらない役割だと思います。
会社の規模が大きくなればなるほど、社員の多様性が進めば進むほど、また、
自律型人材が少なくなればなるほど、
ますます「マネジメント・スキル」が重要になってくると言う意味で、
「マネージャー(マネジメント・スキル)」というのは、会社の中に、とても“たくさん”
蓄えておくことが大事なのだと思います。
ではどうするか。
マネジメントの本質は、「ヒトのプロ」の本質と通じている部分がたくさんあります。
だから、できるだけ早いうちから、「ヒトのプロ」に必要な3つの資質を身につけていくことが、
とても大切なのではないかな、と思います。