金融資産運用の見直し-投資信託② - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

西内 純
メープルFP相談室 代表
ファイナンシャルプランナー

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対象:家計・ライフプラン

伊藤 誠
伊藤 誠
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2016年12月07日更新

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金融資産運用の見直し-投資信託②

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前回は日本の投資信託の生い立ちに起因する問題として、販売会社が販売手数料を稼ぐ目的で、ちょっと見、魅力がありそうに見える投信を湯水の如く作ってきたので、投信の本数は多いが,

大半が短命で、投資家にとって魅力ある金融商品に育ってこなかった、と申し上げました。

最近になって、ネット証券の参入や、外国籍の投資信託が入ってきたことから、ようやく販売会社本位のスタイルが改まりつつあります。

でも、証券会社等で対面で何か良い投資信託を探してもらおうとする時は十分気を付けて下さい。金商法に基づき形式的にリスク等の説明だけはするけど、貴方のライフプランや資産運用目的等も詳しく聞かずに売り込みをするような人は、販売手数料や信託報酬(運用管理費)の高いものを勧めてくる傾向があります。


今日は、日本人の投資に対する考え方が、投信をうまく資産運用商品として活用できていない理由になっているのでは、という点について考えてみたいと思います。

投資信託は本来長期運用に適した商品であるはずですが、残念ながら本来の目的通り活用されていないように感じます。日本ではパーソナルファイナンスの勉強をする機会がほとんどない為、若い時から自分の一生を考えて、金融資産を育てようという考えがありません。年をとって、そろそろ年金生活に入ろうかとするような人が、退職金をもらって貯金だけでは、と思い運用を考え始めるケースが多いのではないでしょうか?


日本で一番売れ、長寿の投資信託をご存知ですか?俗に『グロソブ』と呼ばれるグローバルソブリンオープンで、先進国の国債等を投資対象としたものです。なぜ人気があるかと言えば安定した分配金がでるという事で年金生活の足しに、と考えて購入された人が多かったのではないかと思います。残念ながら今は円高やユーロ危機、超低金利という事で大幅に基準価格が下がり、塩漬け状態という方も多いかと思います。

本来、長期運用して資産を増やそうと考えるなら、分配金は再投資して、複利運用するべきですが、年金の足しという考えだと、なぜか銀行利子のように感じてグロソブを購入した人も多かったのではないでしょうか?分配金は出ているがいつの間にか基準価格が大幅に下がってしまったという事で焦っている方も多いかと思います。普通分配金と特別分配金の違いもよく理解されていなかった人も多かったのではと思います。


『グロソブ』が決して悪い投資信託だと言っているのではありませんが、資産運用をして増やそうと思うなら、分配金を出さず再投資された方がよいに決まっています。日本では投資信託と言えばすぐ『毎月分配型』などがもてはやされますが、日本の投資信託の分配金の原資は元本でもよいことになっていますが、そんなめちゃくちゃな話は日本だけだと思います。その点の問題は日本人がいかに未熟な投資家であるかの証になるような気がします。


それでは、次回はどんな投資信託を運用対象として考えるべきかについてお話ししたいと思います。



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