東商カラコ3級～15～

今回は表色系です。
表色系はたくさんありますが、今回は学習するうえでつまづきやすい
XYZ表色系とL*a*b*表色系について。

まず、XYZ表色系です。
JISに制定されている表色系。RGBをもとに変換されたもの。
光の特性と目の特性を一定にしたときに、試料色(測ろうとする色)の分光反射率から、
それと同じ色となる原色の混色量で色を表すシステムです。このときに三刺激値X(赤)
Y(緑)、Z(青)を使います。

等色：ある色と同じように見える色を作ること
等色関数：等色したときの原色の混合比率を示す数値関数
色度：三刺激値それぞれを三刺激値の合計で割ることで求められる
色度図：x,yの値(色度)を直交座標に表したもの
色度座標：色度を座標として扱うときの呼び方

次にL*a*b*表色系です。
知覚的に均等な色空間ではないXYZ表色系を、なるべく均等な色空間として見えるよう
作られた表色系で、色差を測ることに適しています。

マクアダム偏差楕円：色度図の色分布と知覚色との不一致性を示した楕円

この2つの表色系は、非常に分かりにくく、また学習していてつまらない(私だけ？)
箇所でもあります。
面倒がらずに、テキストの文章を一字一句こまかく読み解き、少しでも｢あれ？｣と
思ったら前に戻って確認するという作業を繰り返してください。
ここは一通りの学習が終わったあと、再度学習するくらいの勉強量が必要かもしれません。

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