改正基準法の確認申請業務からか、多忙な彼を審査課の窓口で
つかまえるため、こちらは 朝一か昼一 におもむきます。
それでも、何度も先客の相談者がいるのですが、
なぜか みな若い設計者。
それも、相談内容 聞けば 初歩的なことばかり…
・建物用途 で 共同住宅と長屋の違いの意味不理解。
・2項道路の後退と、都安全条例のスミキリがゴッチャ。
昨年は、改ざんした試験結果で大臣認定を取得した建材メーカー
への批判が 大きく報道されていた時期なのに
○○社の建材は使いませんよね。の問いに ???となる者も‥
彼らに数十分かけてレクチャーしてあげている、コワモテB氏も
私の ご苦労さま の一言に 苦笑いです。
都市のようなタイトな状況で、設計意図を実現させていくには
基準法 や それにともなう法令は熟知してないといけません。
私も若いころはよく、窓口で担当者と 舌戦にのぞみましたが、
その裏付けとなる法規は きちんと勉強していったと思う。
それに比べて 近頃の若いものは ったく!
‥と思った瞬間 ああ私もまた ひとつ年をとってしまった…
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
03-5735-9700
「ものづくりの現場から」のコラム
賃貸部分を持つ都市型住宅の提案(2016/02/19 14:02)
静かな住宅街の狭小地に提案する専用住宅(2015/06/15 15:06)
狭小地での集合住宅計画・木造重層長屋(2015/05/29 11:05)
狭小地での集合住宅計画・スキップ形式の木造長屋(2015/05/10 09:05)
ロースペックな都市型狭小住宅計画(2015/04/20 14:04)