日本はデフレの進行で価格競争が進んでいる。
いやでも、間違いなく価格競争が激化しているのです。
ただ、そうはいっても大企業ではありませんから、少数の
方々を相手にするビジネスでも、中小企業はやっていける。
どんな時代でも良い人(業績の良い会社、収入の多い人等)
はいるので、そのような人を相手に価値観を伝えられれば売
り上げは維持できる。
安売りしなくてもいいと言うのは、このことです。
安売りとは、原価を無視した価格のことで、本来は新商品の
宣伝、在庫処分等で行うものです。
ここで言いたいのは、だから今までと同じで良いと言うことで
はないと言うことです。
一般の方々の収入は、ここ10年以上減り続けています。
そんな中、健康保険料、年金保険料、介護保険料などの負
担は増え続け、これから消費税も増税に向かいます。
可処分所得は、減り続けているのです。
だから、私は
「安売りでない低価格の仕組みを経営に生かそう!」という
記事を、税のしるべで書きました。
安売りしないと言うことは、価格が高くて良いと言うことでは
ないのです。
ある新聞の記事で、今まで売れていたPB(プライベートブ
ランド)のカップ麺が売れなくなったとありました。
トップメーカーの日清食品のカップ麺が売れているらしい。
これをもって、PBがダメとはならない。
この記事のPBのカップ麺は、60円前後の異常に安い商品
です。
この価格では美味しいわけがない。
だから、一度は食べて見たがリピーターにはならない。
売れている日清食品のカップ麺も、100円前後の商品です
から、そんな高額ではないのです。
安売りではないので、日清食品はこの価格でも十分に利益
がでる。
価値観を伝えれば安売りしなくても良いのですが、くれぐれ
も勘違いしないでほしい。
価値観には価格も含まれるからです。
安売りはしていないけれど、ごく一部の高級店を除いて手ご
ろな価格で販売していることを理解しましょう。
商圏、客層、商品等々を調査分析して経営判断する。
私たち中小企業は、勉強あるのみですね。
皆様の健闘をお祈りいたします。
事務所概要、
代表者プロフィール
税理士森大志のマスコミ掲載、執筆、連載
始まりは偶然の出合いから!
勉強会の様子をユーチューブでご覧下さい!
定例会のご案内!
ユーチューブでセミナーの様子がご覧になれます①!
ユーチューブでセミナーの様子がご覧になれます②!
セミナー受講者の声をいただきました!
このコラムに類似したコラム
サービス業必見・東京ディズニ-ランドは、なぜリピーターが多… 森 大志 - 税理士(2012/09/29 12:41)
時代の流れを読みブームに流されない経営をしたい! 森 大志 - 税理士(2012/09/24 17:22)
飲食店の経営・繁盛店は満足度が高くリピーターが多い! 森 大志 - 税理士(2012/09/22 07:17)
サービス業の中小零細店の経営が大変だ! 森 大志 - 税理士(2012/09/19 21:02)
シャープに何があったのか、世の中の急激な変化に注意しよう! 森 大志 - 税理士(2012/08/17 10:35)