社長の不幸話 - 営業戦略・販売計画 - 専門家プロファイル

別所 諒
ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
東京都
マーケティングプランナー

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尾島 弘一
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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社長の不幸話

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まぁ、社長は大変だなと思う。
創業からお客さんを抱えていた会社や、2代目さんは経験がないもしれないが、ほとんどの社長は倒産の危機を体験している。


僕は今のところコンサルタントという職人的に仕事をしているので、自分の生活ができる稼ぎがあれば仕事は継続できる。ただし、スタッフがいればそうはいかない。まして、給料分も働かないスタッフにも給料は払わないといけない。


その結果、経営が圧迫されて、どんどん残高が減っていく状態であれば、気が気じゃない。頭の中は資金繰りのことばかり。しかし、危機感はスタッフに伝わらない。


で、何とか危機を切り抜けて経営を軌道に乗せた時、社長同士の会話は「どれだけピンチを経験したか」という危機体験自慢大会になる。


残高が数万円になって、社内のエアコンを禁止したのに、スイッチを入れようとしたスタッフに「会社をつぶす気か!」と怒ってすべてのスイッチにガムテープを貼ったなんて話は今だから笑える。

危機を脱出した後は笑い話にできるが、その最中にいる社長にそんな余裕はない。


それでも自分を信じるしかない。
僕は、スタッフを信じろとは言わない。
社長にできるのは、スタッフを信じようとする自分を信じるということだけだと思う。



だから、相談を受けている僕よりも、はるかに社長は偉いし、いつもリスペクトしている。

壊滅的な危機は、脱出できれば人を元気にできる笑い話になる。


ブランディングのセオリーに沿って、自分の不幸な体験を語るのではなく、
リアルにそうなっているのだから、人の心に響くのだ。


何としても、切り抜けよう。
そして、笑顔で「不幸話」をしよう。
不幸話を自慢しよう。
そして、ちょっとだけ泣きましょう。



その時、多くの人が、あなたの経験をうらやましいと思うのです。
そして、あなたは「もうあんな経験はコリゴリだ」と笑顔で言うのです。



自分の未来が見えますか?





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