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対象:教育資金・教育ローン
こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。
進学シーズンですね。
経済環境が改善しない一方で、教育費の上昇に歯止めがかからない中、子どもの大学進学費用を準備しきれないこともあるかもしれません。
借入で資金を調達するのなら、まずは公的教育ローンが利用できるか検討してみましょう。
これから利用できる国の教育ローンには、日本政策金融公庫の「国の教育ローン(一般貸付)」があります。
高校・大学・専門学校などが対象で、幼稚園や小中学校は対象外です。
保護者の収入制限がありますが、学生1人につき300万円までの融資が受けられます。
返済期間は15年以内で、金利は2.55%(平成23年3月9日現在)です。
実は国の教育ローンには、「郵貯貸付」や「年金教育貸付」もありましたが、現在は新規の取り扱いはできなくなりました。
財形貯蓄をしているサラリーマンなら利用できる「財形教育融資」も、昨年10月の独立行政法人雇用・能力開発機構の廃止にともない、新規申し込みができなくなってしまいました。
利用しにくくなっている公的教育ローンに比べ、民間の教育ローンは幼稚園から利用でき、融資限度額も高額です。
金利は公的ローンに比べれば高めですが、取引状況に応じた優遇もあるようです。
無担保のもの・有担保のもの、変動金利・固定金利、また子どもが返済を引き継ぐ親子リレー方式のものなど種類も豊富です。
利用する場合は、比較してみるといいですね。
子どもの教育資金は、無理をしてでも何とかしたいと思うのが親心ですが、家計の状況に合わせて選択させるのも、大事な親の仕事かもしれません。
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