【睡眠知識】 朝の光のもう一つの大きな役割とは・・・? - 睡眠障害・目覚め - 専門家プロファイル

快眠コーディネイター 力田 正明
Sleepercise (スリーパサイズ) 代表
大阪府
快眠コーディネイター

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茅野 分
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(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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【睡眠知識】 朝の光のもう一つの大きな役割とは・・・?

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実は・・・私たちの体にはメラトニン という睡眠ホルモンが生成されます。そのメラトニン が分泌されるのが、朝の光を浴びてから14~16時間後といわれています(個人差があります).  たとえば、朝の6時半に外にでて30分くらい散歩をかねて光を浴びたとしましたら、夜の21~23時ころからメラトニン が分泌し始めます。

メラトニン 分泌は明暗に反応するので、明るいオフィスなどで残業などをしていると、分泌しにくくなります。2500ルクス以上の環境下では分泌しないと言われています。

現在、色々な年齢層で睡眠問題が顕在化しています。また書きたいと思いますが、今のこどもたちの睡眠は危機的状況にあります。行政の市民講座で、そのテーマで話した時のお母さんの真剣さが問題の深さを示していると思います。夜型の生活習慣が「切れやすい性格」「学習成績」などに関連しています。

また従業員の健康管理の点でも、労働時間と仕事のパフォーマンスの関係を考える必要が経営者に課されていると思います。8年連続で3万人以上の自殺 者がいて、男性が多いそうです。大企業の場合は、うつ病 の従業員が休職しても対応できますが(逆に復職プログラムが難しいです)、中小企業の従業員の労働時間は個人にかかる負担が大きいので、休息もできないというのが現状ではないでしょうか?

私たち人間は、所詮動物です。少しだけ他の動物より知恵や言葉があるだけで、自然の摂理にあまりにもかけ離れたことをしていれば、今回睡眠というテーマでも、24時間社会という文明の利便性ばかりに目をやっていると、その弊害として必ず自分たちに跳ね返ってきているように思います。



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