- 鈴木 健一郎
- ECLITH | エクリス 代表 経営責任者
- 東京都
- マーケティングプランナー
対象:Webマーケティング
- 森 美明
- (Webデザイナー)
- 和久井 海十
- (ITコンサルタント)
2-2 フェイスブック大躍進の3つの理由
-
フェイスブックが登場するもっと前から多くのSNSが存在していました。
一つ挙げると、米国のマイスペースが世界のシェアNo.1でした。SNSは基本的に先行サービスが断然に登録者数を確保できます。
では何故、フェイスブックが他の先行サービスを押しのけ世界No.1のソーシャルメディアになったのか?
その理由を読み解いていきましょう!
① ネット上で現実社会
ソーシャルメディア上での人間関係はこれまで匿名性が一般的でした。例えばミクシィもプロフィール画像や名前を自分自身にしている人は殆どいません。要するに、現実社会とネット社会が別個になっている状態です。
そのことが人脈の広がりを閉鎖的にし、殆どの方において、「遊び」として利用するメリットしかありません。
逆にフェイスブックの場合、「実名登録」と「顔写真」の掲載を義務としています。
この2つの義務によってネット社会でより現実社会に近い環境を生み出しています。飛び交う情報の質も、上記の義務により高質な情報が飛び交っています。
また、誹謗中傷も他のサービスに比べ極端に少ないです。
さらに、登録・発信情報の質が高いということで人脈の広がりも開放的かつ強いものを持っています。
「遊び」としても「仕事」としても使える理由。
それはネット上での現実社会をフェイスブックが提供しているからに他なりません。
② 過ごす時間が「今」
フェイスブックユーザーの殆どは「ニュースフィード(ウォール)」で多くの時間を過ごしています。
ここには友達の「今」がリアルタイムで表示されていきます。ニュースフィードを眺めていれば「友達が、今、どこで、誰と、何をしているのか」が相手から知らせてくれます。
既存のサービスは過去の情報をメインのサービスとしているが、フェイスブックは「今」をリアルタイムで届けてくれるので、より快適なネット社会を生み出しています。
③ 現実社会への影響
上の2つの理由より、フェイスブックは現実社会の人間関係・コミュニケーションをそのままネット社会へ落とし込んだものと言えます。
「ハンバーグを食べに行きたい」と投稿すれば、「今度ご一緒しましょう!」とコメントが入ったり、
チェックイン機能で「青山にいる」と発信すれば、「近いので食事でもいかがですか?」と連絡が来たり、
もはや現実社会と言ってしまって問題ないようなことが当然のように起こっています。
現実社会の友人や知人とフェイスブック上で「今」を共有し、そのことにより現実社会で実際に人と会うきっかけになります。
以上3つの理由より、フェイスブックは現実社会に近い人間関係が築ける場所です。
そこに人が集まらない理由はなく、現在のフェイスブック利用者数が全てを物語っているでしょう。
このコラムに類似したコラム
作ることが目的化しやすい、集客ツールとしてのブログ 奥山 真 - Webプロデューサー・編集者(2015/04/07 15:43)
Facebook個人ページを予約投稿する裏ワザ 小菅 太郎 - ITコンサルタント(2013/06/13 17:25)
LINEのブロックには要注意 小菅 太郎 - ITコンサルタント(2013/06/12 19:18)
夏の参議院選候補者はソーシャルメディアのアカウント取得は必須である。 小菅 太郎 - ITコンサルタント(2013/05/20 08:00)
よく使うソーシャルメディアで結婚願望がわかる? 和久井 海十 - ITコンサルタント(2013/02/15 10:21)