作ることが目的化しやすい、集客ツールとしてのブログ

はじめまして。株式会社ミデアの奥山と申します。
初めてコラムを書かせていただきます。
ミデアでは、主にWebサイトのコンサルティングや制作、
マーケティングなどのお手伝いをさせていただいております。
突き詰めると「もっとユーザーを」「もっと売り上げを」
という依頼が多いので、そういった目的にちなんだお話を
いろいろ書かせていただければと思います。
今回は、「ブログについて」です。

私は、毎日ブログを書いておりまして。こちらです。
「偏愛的プレミアリーグ見聞録」

一見、趣味のブログですが、いや、その通りではあるものの。
好きだからといって毎日ブログを書くという
酔狂なことはなかなか始められるものでもありません。
元々は、「ブログやSNSをどう活用すれば、
ビジネスで成果を上げられるのか」を考えたくて、
いろいろ勉強はするとして、自分でやってみるのが早いか、
と勢いで始めたブログです。

やっているうちに、読者が増える快感に目覚めてしまい、
1万ユーザー、10万PVを超えたあたりから、
一般メディアを批判するような書き口の辛口なコメントも
いただくようになり、「これは本気でやらないとまずい」と
続けているうちに、かなり多くの方に読んでいただける
ブログに成長しました。今は、とにかく楽しんでいただきたい、
という一心でやっておりますが、同時に、ブログ集客の
ノウハウについてもずいぶん蓄積されてまいりました。

現在は、複数のブログ、ミニサイト、Facebookページを
運営しておりますが、成功・失敗相半ばといったところです。
しかし、失敗したブログに何が足りないのかはよくわかります。 

企業でよくありがちなのは、
「ユーザーを集めるためにブログを作ってみてはどうか」
などと誰かが思いつき、若いメンバーが投稿担当として
抜擢され、 日々の営業のこぼれ話や自社製品のPRなどを、
毎日何書こうか悩みながら続ける、といったケース。
これは、しんどいですね。集客のために始めたはずなのに、
はなからブログを作ること自体が目的化しています。 

担当者は、苦しいでしょう。「苦しくても、がんばって
ブログをよくしようとしているのだから、いいじゃないか」
と思われるかもしれませんが、 いやいや、よくありません。
苦し紛れだったり、しんどそうに書いているブログは、
読者にそれが伝わってしまうんですね。
数字を見ていると、わかります。
ブログは、びっくりするぐらい正直に書き手の気分が伝わります。 

というわけで、次回以降、ブログやSNS、
サイトの活用方法について、事例など交えながら
書かせていただきたいと思います。
ご質問、疑問などあれば、何なりといただければ。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。