- 豊田 健一
- 一般社団法人 組織内コミュニケーション協会 専務理事 兼 『月刊総務』編集長
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
社内報でコミュニケーションの活性化を図りたい、よく言われるフレーズである
そもそも、「コミュニケーション」の活性化とは、何を意味するのか
具体的なイメージを持たないと、まさしく雲をつかむような話となる
この場合の当事者は組織ではなく、もちろん「人」である
コミュニケーションの活性化とは、この場合、従業員の「会話」が活発にされる
或いは、従業員間の意思疎通がスムーズに行われる、という理解でよいかと思う
「会話」をさせたいのであれば、掲載記事を読むことで、読んだ側から、掲載側へアプローチすることは可能である
その「会話=アプローチ」のきっかけづくりをするには
・掲載側と読む側との、共通点
・読む側の関心事、知りたいこと
を知る必要がある
このように、掲載された記事、そのものが媒介となる場合
直接的なアプローチとなる場合のほかに、間接的なアプローチも考えられる
例えば、クラブ活動、県人会の告知をして、
そこに参加することでコミュニケーション(=会話)がはかられる場合である
では、組織間のコミュニケーションを活性化したい
これは、どのような理解が可能なのか
例えば、事業部間でコミュニケーションを活性化することとは、どう意味なのか
いくつかの段階に分けることができる
①その事業部の存在を「知る」
②その事業部の存在意義、状況を「理解」する
③事業連携が必要となったときに、円滑に連携できる「土壌」ができる
④ 積極的に接触を図り、事業連携を進める
このように、コミュニケーションが必要なときにしっかりできる
そのような「土壌」をつくることが、組織間でのコミュニケーションの活性化と理解すると良いとおもう
コミュニケーションという言葉を使う場合、
その定義の明確化と、具体的な行動に落とし込んで考えることがポイントだと思う
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