- 奥山 裕生
- 奥山裕生設計事務所 主宰
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
夏以降、土地探しのご相談に乗らせて頂いた方が来所。
先週末に無事、土地契約を結ばれ、
次は決済に向けて、銀行と住宅ローンの詰めの段階です。
この段階で、把握しておきたいことが、費用の内訳。
特に、諸費用と呼ばれるものがいくらかかるのかということ。
諸費用については、正確に把握するのが、なかなか難しいものです。
今日はヒアリングを重ねながら、
ひとつひとつ整理していきました。
諸費用の内訳としては、以下のような項目があります。
☆土地に関わる諸費用
仲介手数料
収入印紙
所有権移転登記費用
固定資産税精算金
☆建物に関わる諸費用
工事契約の収入印紙
滅失登記費用
建物表示登記費用
所有権保存登記
☆住宅ローンの諸費用
ローン契約の印紙税
融資事務手数料
融資保証保険料
融資手続き代行料
団体信用生命保険料
火災保険料
抵当権設定登記
☆その他の諸費用
水道負担金
確認申請・完了検査申請料
敷地・地盤調査費用
引越し費用
エアコン費用
仮住まい費用
地鎮祭初穂料
上棟式祝儀・土産代
近隣挨拶費用
項目だけでも、上記のように、たくさんあります。
これらの金額を把握することが難しい理由としては、
支払う先がそれぞれ違うということです。
不動産会社、銀行、司法書士、土地家屋調査士、測量士、
保険会社、確認審査機関・・・などなど。
つまり、誰かに聞いても、他のことはわからないというのが実情です。
しかし、これらの総額は、200万~500万という大金です。
最初に予算組みしておかないで、後から気づいて、
あわてて資金繰りをするという事態は避けたいものです。
となれば、やはり、家づくり全体に関わる設計事務所に
ご相談いただき、活用されることがお勧めです。
建築士であれば、上記の諸費用以外にも、
建築工事費はもちろん、解体工事費、外構工事費、
地盤改良工事費、給水引込み工事費などの概算も把握して
アドバイスすることが可能です。
是非、土地探しの段階から設計事務所にご相談頂き、
無理のない資金計画で、安心して家づくりをお進めください。
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