南向きではないけれど明るい家は作れます [西向きの家(土地)] - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

志田 茂
志田茂建築設計事務所 代表
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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南向きではないけれど明るい家は作れます [西向きの家(土地)]

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西向きでも明るい家は作れます

 

写真は、密集地の西側道路の2階建ての家です。

密集地であるために、南側のお隣の家は、ぎりぎりに建っています。

上の写真は、西方向です。写真の左側が南。

 

どうして南の家がギリギリに建っているのに陽が入るのか?

設計の工夫で、西向きの土地でも 明るく かつ 陽が入る家が作れます。

どうして明るい家になるかというと・・・

◆ 家に高い部分と低い部分を作る

この家は、東半分と西半分で、家の高さが違います。

2階の東半分はLDKで、家の高さを高くしています。

それにより、南の家の屋根越しの太陽の陽を入れる事ができるのです。(2つ目の写真)

また、西側より東側を高くした事により、東側部分の西面にも窓を作る事ができます。(1つ目の写真)

それにより、2階はいつも明るいのです。

 

西日は注意

明るくなるのはいいのですが、西日にはやはり対処が必要です。

この家では、施主は試行錯誤して、遮光カーテンや 窓の外にスダレやブラインドをつけました。

 

密集地であっても明るい家は作れます

さすがに1階は、そんなに明るくはありません。

しかし、南側に建つ家と家の間になる位置に窓を作ってあるので、それなりには明るくなっていますし、お昼頃には直接陽も入ります。

家の条件によっては、階段を利用して 1階も十分に明るくする事も可能です。

密集地であっても、西向きの土地であっても、設計の工夫によって明るい家は作れます。

 

◆ 西向きの家の事例

⇒ 密集地 南の家はギリギリに建つ 西向きの家 : Ritoh(リト)

 

⇒ 密集地 南の家はギリギリに建つ 路地奥の西向きの家 : 鳥牛之家

  小さな家です。小さな家であれば、密集地であっても十分に明るくなります。

 

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どんな条件であっても、明るい家を作る事ができます。

志田茂建築設計事務所

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