敷地は、住宅がひしめき合う程隣戸が密集していません。
かといって、南側に庭を設けて外部に開放するほどのどかではありません。
敷地の前面には多摩川の支流が流れ、東京の住宅地の割には比較的のびやかな住宅地となっています。
そこで我々はプライバシーを確保しながら、敷地の周辺環境と同様の開放性を持つような住宅を提案できないかと考えました。
具体的には、光と風が溢れる縁側的な空間を住宅の真中にサンドウィッチする形で実践しています。
都市型住宅でもなく、郊外型住宅でもない、その中間的なところに位置する住宅なのかもしれません。
このコラムの執筆専門家
- 納谷 学
- (神奈川県 / 建築家)
- 納谷建築設計事務所 主宰
家は住む人のもの。芸術でも、敷居の高いものでもありません
日本の街並み、住環境を豊かな空間に変えたい。建築が出しゃばることなく住む人のための住宅を提案したい。皆さんの家への願いを最短かつ最適に適えたい。だから僕らに遠慮なく何でも話してください。住宅はあなたのものなのですから。※僕が納谷兄弟の兄です
044-411-7934
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