適用金利の最近の傾向 - 住宅ローン借り換え・返済 - 専門家プロファイル

久保田 正広
株式会社 FPバンク 代表取締役
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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適用金利の最近の傾向

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金利と言えば最近の傾向として、借りる人によって金利の差が出るようになってきた話をしましょう。

これまで銀行はキャンペーンなどで利用者に一律に金利優遇をしてきました。

しかし、近頃はその人の属性や案件によって金利優遇幅に差が出るようになってきているのです。

その差に最も大きな影響を与えるのが、勤務先の安定性や頭金の割合などです以前にも書きましたが、年々平均年収が下がってきています。特に昨年の下がり方は近年ではない落ち込みをみせています。

皆さんご存知のように金利はこれ以外の要素でも差がありますよね。例えば、短期と長期だとか変動と固定といったように貸し出しの条件によって差が出る訳ですね。

しかし、今日の話は違います。貸し出し条件が同じでも属性によって差が出るという事です。あるいは属性が同じでも貸し出し条件によって差が出るのです。

 例えばこうです。AさんBさんとも35歳、公務員、年収も同じ。ともに4000万円、35年のローンを組むにあたって0.2%の開きが出ました。何故?

答えは、Aさんの物件は4000万円、Bさんの物件は5000万円だったからです。では、この場合どちらが0.2%安く借りられたのでしょうか?

安い物件だから安全なAさん?

いいえ、正解はBさんです。

ちなみに4000万円借入して0.2%の開きがあると利息の総支払額の差は155万円にもなります。(Aさん1.2%、Bさん1.0%のケース)

Bさんは、5000万円の物件を買うのに1000万円の頭金を用意していたのです。つまり、物件価格の20%の頭金です。

これに対してAさんは頭金ゼロ。フルローンです。同じ4000万円を借りるのに何故、この金利差になるのでしょうか?

それは、いざという時銀行はBさんの案件では取りっぱぐれがないことになりますね。一方Aさんが急に返済ができなくなったとして、競売で処分しても4000万円の7割程度、つまり2800万円しか回収できないということになります。

安全な貸し出しには有利な条件で、危険性が高まるにつれて金利を上乗せしていく。当たり前のことがようやく始まったのですね。

 

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