自律神経研究の第一人者 小林弘幸順天堂大学医学部教授
TV放映 「世界一受けたい授業」 「たけしのニッポンのミカタ」など多数ゲスト出演
『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』の著者で多くのトップアスリートや芸能人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる順天堂大学医学研究科 小林弘幸教授
このほど岩崎アンチエイジングメソッドクラブがアジャスターシステムで業務提携したトップアスリート株式会社 代表取締役 末武信宏氏は、プロアスリートのトレーニング、コンディショニング、ケア、治療法などスポーツにおけるソフトウェア研究開発や支援を行っており、小林弘幸教授は自律神経共同研究者であり、末武氏の上司でもある。
今後、トップアスリート株式会社(スポーツ診療部)と岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所は治験協力が計画されているが、おもな目的は小林教授と末武氏の推奨する身体能力向上システムプログラムの完成度をより高いレベルに達成させることにある。
さて、今回も「特集 自律神経をコントロールする」を小林弘幸教授の出版本や雑誌記事などを引用し代替補完医療分野の観点でコラムを投稿していきます。
本日は、「酔いつぶれないお酒の飲み方」です。
自律神経のバランスから見ると、お酒の飲みすぎは最悪の生活習慣のひとつであると小林教授は言われています。
アルコールは身体にとっては一種の興奮剤となるため交感神経が刺激され副交感神経は低下いたします。
たとえば、適度のアルコール量であれば気分は高揚し、精神的リラックス作用から眠くなることもあります。
しかし、飲みすぎは泥酔したり、寝つきはよくてもアルコール興奮性となって中途覚醒後に、朝まで眠れなくなることもしばしばあります。
また、交感神経が刺激されると血管の収縮が続き、さらにアルコールが体内に分解・解毒される過程で水分が使われるため、体内では脱水が進みます。
そして脱水で濃度が上がったドロドロの血液が収縮して細くなった血管を通るときに血管内皮を傷つけると小林教授は語られています。
つぎにお酒の飲みすぎで吐いてしまうのも消化器の動きをつかさどる副交感神経が極端に低下することによって腸が麻痺してしまうためです。
脱水や吐き気といった症状を抑えるためにも、お酒を飲むとき同量の冷たい水を飲むことをお勧めいたします。
脱水を防ぐことはもちろん、冷水が腸を刺激し、麻痺を防いでくれるのです。
次回、最終回は『食後に眠くならない方法』をお伝えいたします。
このコラムの執筆専門家

- 岩崎 治之
- (東京都 / 柔道整復師)
- いわさき痛みの整骨院 院長
痛みとストレスをテーマに心と身体にやさしい治療をめざします
わたしは物理工学の分野である「波長」や「周波数」「共鳴振動」を治療技術に応用し、複合ストレス=「氣」の停滞が原因とされる未病(微小循環障害または末梢血行障害)に対してQOLを重視した全人的かつ人間主義の統合的治療を展開しています。
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