- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:年金・社会保険
日、友人と退職後の生活で一番不安なのは、医療費が払えるのかという事が出ました。高額療養費制度をお話ししたのですが、意外と知られていない制度なのだと解りました。そこでコラムを再開するに際して、高額療養費制度を取り上げます。
現在コマーシャルでは、高齢者の医療保険のコマーシャルが放送されています。加入する前に高額療養費制度のことを思い出して、本当に入る必要が有るかをご検討下さい。
日本の健康保険制度は、世界でも有数の費用タイ効果が優れた保険です。私は世界最大・最良の公的医療保険と認識しています。国民皆保険ですから約1億2000万人が加入し、優れた医療(日本の医療レベルは高度です。)を低廉な料金で国民全員にあまねく提供されています。
中でも優れた制度が高額療養費制度です、
この制度を一口でいえば、『医療費は一定額を超えると、補助が出て極めて軽い負担で済む』という制度です。
現在の制度は、70歳未満の一般的な方の場合、治療で必要とされた医療費の70%を健康保険組合、協会健保、国民健保等が支払い、加入者の自己負担は30%の負担で済みます。
そして、通常一般の加入者が一月に80,100円を超えて医療費を支払った場合、医療費総額-267,000円の1%を負担するだけで済みます。これが、高額医療費制度の仕組みです。
詳しくは表を参照ください
70歳以上世帯の高額療養費制度はさらに充実しています。
自己負担上限金額は、一般的な方は44,400円が上限で、この場合、それ以上の加算はありません。
ただ、現役並みの所得がある方は、70彩未満の一般の方と同額の80,100円+(医療費-267,000円)×1%になります。
4回目以降は44,400円で済みます。
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