こんにちは。
将来型会計事務所の会計士・税理士 岸井幸生です。
日が落ちると過ごしやすいのに、日中は非常に暑いですね。
どの時間帯に服装を合わせればよいか迷います。
さて、第6回目は、「会計士か税理士か」です。
会計事務所を探してWebサイトを見てみると、所長さんが税理士だったり公認会計士だったりその両方を持っている人だったりすることに気付くかもしれません。
会計士と税理士、専門分野は隣接していますが別の資格です。
それぞれに、独占業務(その資格を持っていないとやってはいけない業務)があります。
会計士は監査業務、税理士は税務業務です。
どちらにもあてはまらない、間にあるような業務は両方の資格保有者の守備範囲(といいますか、資格がなくても出来る業務)です。
独占業務の性格上、それぞれの得意な仕事は、
会計士→比較的大きな会社の会計、会計監査、財務分析、経営コンサルティング
税理士→比較的小さな会社の会計、税金の計算、個人向けのサービス
です。あくまで一般的に。
会計士は資格試験合格後、上場企業等の大会社をお客さんに持つ「監査法人」というところに就職して監査業務を経験します。数年の経験の後、公認会計士として登録されることになります。
税理士は色々なルートがあって、会計士のように試験に合格して税理士になるケース、大学院に進み試験がある程度試験が免除されて税理士になるケース、税務署などで一定期間働くことによって試験自体が免除されて税理士になるケースがあります。
また、両方の資格を持っている人は元々は会計士です。
会計士は申請すると税理士の資格を取得できるので、税務業務を行う会計士は税理士も名乗っています。
では、結局どちらに業務を依頼すればいいのか?
同じ経験年数で同じモチベーションの会計士と税理士を比較した場合、
税金に関する知識は税理士の方が上でしょう。
会社の状況を分析して経営に役立つ情報を提供することは会計士の方が上でしょう。
とはいえ、ここまでの話は資格だけにターゲットを絞った内容ですから、どんな資格を持っていようと優秀な人は優秀ですし、そうでない人はそうでないということは言うまでもありません。
結局は、依頼予定の業務を守備範囲にする会計事務所と実際にお会いして、その他の条件やその専門家とのフィーリング(相性)を見て決めるのが一番良いと思います。
(恒例のCMタイム!)
将来型会計事務所では、会計士の私と、税理士のパートナーたちで構成されています。
高度の税務と高度のコンサルティングを同時に提供できる、意外に数少ないハイブリッドな会計事務所です!
フィーリングは・・・
これはお会いしてみないとわかりませんね。
どこへでも会いに行きますので、お気軽にご連絡ください!
ご連絡は「この専門家に質問!」ボタンでできます!
Facebookをされている方はFacebook経由で連絡して頂くこともできます。
このコラムの執筆専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
社外から会社のビジネスを支えるプロ社外役員
顧問税理士以外で何でも相談できる人が欲しい、を提供しています。クライアントの皆様と夢を共有し、ビジネスに興味をもって最適なアドバイスを行っていくことが一番の貢献です。
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