- 江藤 繁
- 有限会社エストア 代表取締役社長
- エクステリアコーディネーター
対象:エクステリア・外構
- 久保田 優一
- (ガーデンデザイナー)
【雨水貯水タンク】とは、どんなものでしょうか?
これは家に付いている雨樋から雨水を貯めておくタンクの事を言い、
貯めた雨水は庭の水やり等に使用したり、震災時の緊急利用のために使われます。
設置方法としては雨樋で縦樋が通っている場所
(通常、家の四隅に丸や角の状態のパイプが縦に通っています。)
の付近に【雨水貯水タンク】を置き、縦樋に付属品を設置し
タンクに雨水が流れ込む様にホースを取付けて完了です。
この作業は比較的簡単に出来ますので
エンドユーザー様(一般消費者様)でも設置出来るかと思われます。
また【雨水貯水タンク】は自治体によっては補助金が支給される事があり、
ご購入時の領収書・納品書や設置完了の写真などを提示すると
ご購入金額に対して一定の支給が得られますので
ご購入時にはお近くの自治体・市役所などにお問合せ下さい。
※弊社でも支給のために資料をご提供致します。
【雨水貯水タンク】は日々の水道代を助けながらも震災時には
重要な水を確保してくれる優秀なアイテムなのです。
また、多くの素材のものがありますが樹脂製のものであれば、
軽量の上、丈夫ですので長くご使用出来る事でしょう。
前回もお話致しましたが、こうした【雨水貯水タンク】を設置するにあたって、
家の周りを整理しておくことが重要になることが理解出来ると思います。
また【雨水貯水タンク】を100%震災のためにご購入頂くと、
その利便性を感じることが日々無い状態となりますので、
ガーデニングや家庭菜園などの趣味に上手く合わせて取り込むことが大切と言えるでしょう。
こうして非常時の水を確保が出来ることにより、
心の余裕が少し生まれて来ますね。
この余裕が少しずつ積み重ねて大まかな安心を得ることが
『サバイバルが出来る住宅』を構築していく上で重要な発想となります。
暑い時期の震災であればバケツに【雨水貯水タンク】から水を貯めて
足を突っ込んで置くだけでも涼をとることが出来るでしょうし、
冬の寒い場合であれば湯たんぽに【雨水貯水タンク】の水を温めて入れて
コタツの中に入れるだけでも暖をとることが出来ます。
水があると言う事は飲むだけでなくても利用価値は高いのです。
まだまだ続きます。
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