- 江藤 繁
- 有限会社エストア 代表取締役社長
- エクステリアコーディネーター
対象:エクステリア・外構
- 久保田 優一
- (ガーデンデザイナー)
前回の続き。
前回は【スダレ】や【シェード】【グリーンカーテン】のお話をしました。
こうしたものに機能性とデザイン性を持たせたものが、
【オーニング】や【パラソル】となります。
【オーニング】は設置方法が建築物に準じたものとなり、
簡易的なものから強固に固定するものまであるが、
通年を通して設置しておくことが一般的である。
また、手動・電動があり価格が高価であるのも特徴です。
【オーニング】はヨーロッパ等の建築の窓辺に設置され、
一昔前の日本では商店などの店先の日除けとして使用される例が多く、
一般住宅に利用される様になるには
南仏デザイン・プロバンス風と言った住宅デザインが注目を集めてから
カフェなどに多用させる様になり小さい窓への設置により徐々に取り入れられるようになってきたが、
まだまだ一般的とは言えない状況です。
こうした窓辺の前の日差しを遮蔽し温度を下げて室内に空気の流れを持たせることで、
エアコンの可動するタイミングを遅らせる事が出来、
エアコンの設定温度を下げながらも快適な住空間を確保することが出来る様になるのです。
【【パラソル】は弊社ではガーデン家具の位置付けとなり
【スダレ】【シェード】【グリーンカーテン】【オーニング】などと比べると
効率の良い節電効果は見込めないものの上記と同じ様に窓辺前に設置し、
多少の日陰と温度低下を見込んで住空間の環境を改善したり、
ガーデニング作業の休憩場所や朝夕の涼しい時間帯にくつろぐ場所として、
または上記の節電効果のものと平行利用することでより一層の節電効果と、
庭と室内との利便性の向上に役立てることが出来ます。
こうしたアイテムを上手に利用し、
室内の風通しを良くし涼しい時間帯に打水や
植物への水やりで電気をなるべく使わない暮らしを模索してみて下さい。
しかし、近年の日本の夏は非常に厳しく毎年熱中症で倒れる方が増えています。
今年も既に厳しい状態となり熱中症で病院に運ばれている方が多いと聞いています。
無理をなさらずにエアコンを点けるなりして防衛して下さい。
まだまだ節電の話は続きます。
続きは次回【今年の夏の暑さ対策と節電3】にて。
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