- 江藤 繁
- 有限会社エストア 代表取締役社長
- エクステリアコーディネーター
対象:エクステリア・外構
- 久保田 優一
- (ガーデンデザイナー)
この度の震災では、単純に地震だけによる被害以上に、
津波・原発事故が大きな衝撃を持って震災被害を増長しています。
地震と津波の被害は日本古来より多く伝えられておりますが、
それに合わせて原発事故までも加わった災害は稀と言えるでしょう。
私たちの震災に対する心構えは、この度の震災の前と後では大きく違った思いを持ち、
その被害の恐ろしさに対応策が見つからないのが現状でしょう。
放射能汚染は私たちに“目に見えない”恐怖を教え、
普通に呼吸している空気が、水が、食物が汚染されてしまい、
それを口から体内に入れることで内部被爆をしてしまう。
この放射能汚染から身を守るためには“逃げる”か“核シェルター”となるでしょう。
しかし、この“核シェルター”は私たちが普通に持てる物なのでしょうか?
ネットにて検索してもかなり高価なものとなり、そう簡単には手に入り難いものと思います。
私たちの健康を維持するために高価な“核シェルター”を持たなければならい国とは…、
と考えてしまいますが、安全なエネルギー対応を早急に求めたいと思います。
今一度、地に足のついた話に戻したいと思います。
やはり、私たちは地震や津波等の自然災害に対しての有効な手段を模索したいと思います。
なぜならこの度の原発事故も自然災害の地震と津波によって引き起こされ、
原発事故もさることながら甚大な被害をもたらしことは紛れもない事実です。
簡単に言うと地震が発生しても原発事故が発生するとは限らないのですから、
まず起こるであろう地震などの自然災害に対して対処することが肝心ですね。
では、何を念頭に置いて震災に対処することが大切なのでしょうか。
これはまず前回お話させて頂きました『サバイバルが出来る住宅』を目指し、
そしてサバイバルする場所は自宅であることを自覚することです。
仕事場や学校など自宅の他で震災に合った場合にはその場所での避難対応に順次し、
家族みんなが自宅に戻る手段と連絡方法を日頃から確認しておくことが最大の注意点です。
自宅以外での被災には、日頃より職場での避難訓練や徒歩での帰宅の場合の対処は、
この度の震災でも教訓として得られたことは沢山あったのではと思います。
これを基に前回よりも帰宅し易い状況作りが大切ですね。
とにかくこの度に震災を経験しているのですから、
まずこれを教訓として震災対策を練ることが大切で、
もし体験していない場合には、想像力を発揮して時是対応しておくことが大切で、
スニーカーをロッカーに入れておくとか、帰宅経路を確認し休憩場所の目途を付けておくなど、
対策はいろいろと有りますね。
ごめんなさい…次回もお付き合い下さい。
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