- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
03-3523-2855
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
持ち家と賃貸どっちが良いという議論が多いですが、今回の震災で「賃貸のほうがいいのでは?」と思う方が多くなっているのではないでしょうか。
もし、住宅ローンを抱えた状態で家が流されたり、傾いたりした場合には、その後住宅費の負担が2重になってきます。賃貸であれば次の住みかを探すだけです。
確かに震災だけをとれば賃貸のほうが良いですね。ただし、暮らしにおいて自分の好きな空間で快適に暮らしたいとなるとなかなか賃貸では難しいのも事実です。ご自身の価値観により違ってくるのではないでしょうか。
お金面で言えばどうかというと経済情勢により違ってきます。
例えば、
5,000万円のマンションを購入した場合
自己資金1,500万円、借入額3,500万円、金利2.5%、返済期間35年と考えると元利金均等返済で総支払額は約5,255万円になります。それに固定資産税が年間約10万円とすると35年間で350万円、管理費・修繕積立金が月3万円とすると1260万円かかり、トータルで総支出が約6865万円になります。35年後の売却価格が2500万円とすると
6865万円-2500万円=4365万円使ったことになります。
月20万円の賃貸で生活した場合
家賃20万円×12ヶ月×35年=8400万円
更新料2年ごと家賃1か月分として約350万円
自己資金1500万円を35年間運用する
年利2%複利のとき約3000万円になる。
年利3%複利のとき約4220万円になる。
2%のときに8400万円+350万円-3000万円=5750万円使ったことになる。
3%のときに8400万円+350万円-4220万円=4530万円使ったことになる。
よって、持ち家も賃貸も不確定要が多く経済情勢に左右されることがわかるかと思います。
どちらが得なのかは金銭的にはわからないが答えです。雑誌などは誰がスポンサーなのかをよく見て読んでみるといいでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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「豊かに楽しく暮らす」をテーマに、夢、ライフプランを考えながら、お金のみならず人生全般の応援をしていきたいと考えています。一生に一度の人生です。常に楽しく暮らして行きたいものですね。そんなことを考えながら皆様とお付き合いしていきます。
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