健康保険など公的な保険制度は、企業に替わって行政が運営することで、福利厚生の充実と社員に安心を提供してきました。
しかし、少子高齢社会となり、低成長が定着しつつある現在、その保険料の負担感が増している経営者が多いと思います。その保険料をムダにせず、更には活かすためにも社会保険制度をしっかり理解してもらうことから解説を進めていきます。
1.どんな保険制度があるのか
我が国では公的な保険制度として、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労働者災害補償保険が運営されています。
前者2つを社会保険、後者2つを労働保険と言います。
社会保険は、私的な出来事・保険事故に対して本人と家族に給付があります。会社から見ると社員に安心を与える制度と言えます。
労働保険は職業生活の出来事・保険事故に対して給付するものであるため、社員に安心を与えるのは当然ですが、会社を守る制度とも言えます。
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