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対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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2月の住宅ローン金利が既に出揃っています。
1月の新発10年物国債利回りは1.2%前後で推移し
それほどの大きな上昇とはなりませんでした。
しかし、若干とは言え上昇が続いていることが影響し、
フラット35の金利は0.14%上昇となりました。
今月のフラット35は、最低金利2.55%~となり、
昨年6月以来の水準まで上昇しています。
また、銀行の長期固定ローンも上昇していて、
フラット35に同じく前月比0.1%程度上昇している金利もあります。
35年固定では、概ね3.1%前後で推移している状況です。
今後の住宅ローン金利については、
突如1ヵ月の間に大幅に上昇していくことは無いと思いますが、
国債利回り(長期金利)がジワジワと上昇していく傾向が続いていけば、
それに伴って住宅ローンの長期固定金利は上昇していきます。
国債格下げの影響が少ないとは言え、
国債金利を決める要因はマーケット次第であるだけに、
金融情勢や景気動向次第で、更に上がることも十分に考えられます。
一方、住宅ローンでも変動金利や短期の固定金利(期間選択型)は、
今のところ金利上昇の見込みはありません。
こちらは、長期固定住宅ローンと金利の指標が異なるからです。
《参考記事》→住宅ローン金利の決まり方
ところで、物件の動きについてですが、
先月もお伝えしましたとおり、特に横浜市内の動きは活発です
しかし、その一方でお客様の市場に対する見方が厳しくなっているので、
本当に良質でメリットが大きい物件は売れていて、そうでない物件は
なかなか売れないという2極化の傾向にあります。
これは、とても良い傾向だと思います。
お客様の目が厳しくなれば、業者は物件のクオリティアップを図りますし、
そうなれば、より一層質が高い物件が多くなり、価格も手ごろな
ものが増えていくでしょう。
そういう意味では、お客様に厳しい目を持っていただくことは、
物件の質の向上へとつながる重要なポイントになるのだと思います。
皆さん、どうぞご協力をお願いいたします
これはイイ、これは良くない・・・どんどん言ってくださいね。
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